2016/4/28
ニュース
【ウィーン少年合唱団2016年】記者会見レポート
2016年4月28日(木)サントリーホール ブルーローズでウィーン少年合唱団の記者会見が行われました。
出席者は、ウィーン少年合唱団芸術監督のゲラルト・ヴィルト氏、カペルマイスターのオリヴァー・シュテッヒ先生、ウィーン少年合唱団 シューベルト組、日本公演に特別協賛いただくキヤノンマーケティングジャパン株式会社 取締役 常務執行役員の松阪喜幸氏、招聘元である弊社社長の大内栄和でした。
登壇者のコメント、質疑応答の様子をレポートさせていただきます。
「最初に、ウィーン合唱団を代表して、熊本の地震でお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災者の皆さまにお見舞いの気持ちをお伝えいたします。困難な時こそ、音楽、子供たちの純粋な歌声が皆さまに何かの力となれれば・・・と願っております。
私たちは今年も来日し、各地で歌声をお届けできることを光栄に思っております。今回は、日本で初めて披露する作品がいくつかございます。ヨーゼフ・シュトラウスの≪休暇旅行で≫と、ヨハン・シュトラウス?世の≪歌い手の喜び≫は、今年のお正月にウィーン・フィルのニューイヤーコンサートで歌った曲で、その様子をテレビでご覧になった方もたくさんいらっしゃるかと思います。その2作品を、日本で初めてお聴きいただけることをとても嬉しく思います。またブルガリア民謡≪カヴァル吹き≫は、隣におりますシュテッヒ先生が見つけてきて、ぜひ歌いたいと提案してくれてチャレンジした曲。私たちもこの大好きな日本で歌えることを楽しみにしております。」
「今回来日したシューベルト組のカペルマイスター、シュテッヒ先生はクラシック音楽はもちろんですが、映画音楽にも興味を持っています。そこで今回は”ウィーン少年合唱団と映画音楽”というプログラムを用意しました。この中で歌う≪野ばら≫は、『私の最も美しい日々(邦題は野ばら)』という映画に出てきます。私の人生を振り返ってみましても、ウィーン少年合唱団で歌っていた時期の日本公演を行っていた日々こそが、その美しい日々でした。今回来日したメンバーにもそのような思い出になるツアーになることと思います。またもうひとつの”ウィーン少年合唱団と巡る四季”では、会場の皆さんとヨーデルをかわしあうこともあるかもしれません!どうぞお楽しみに!」
「みなさん、こんにちは!(と日本語で挨拶!)私は4年前に初めての海外公演ということで、来日いたしました。その時のあたたかい思い出が心に残っています。再び来日してここ数日の間だけでも、すでに歓迎を受けています!期待にお応えします。時代、空間を超えた素晴らしい曲の数々を用意しております。どうぞ楽しみにしてください。」
Q:日本の第一印象を教えてください。
「とても大きな国だと感じています。近代的でもあり歴史的な部分にひかれます。」
「素敵な国。何より食事が美味しいです。」
Q:ウィーン少年合唱団の友達に、日本のどんなところを紹介したいですか?
「日本のいろいろな興味深いところに一緒に行きたいです。」
「将棋などの日本の遊びや文化を紹介したいです。」
Q:日本語の歌は、どのようなところが難しかったですか?
「LとRの発音の違いなど、発音が難しかったです。」
Q:今回初めて披露していただくシュトラウスの2曲について、お話いただけますか?
ヴィルト芸術監督:「シュトラウスの作品はポジティブな前向きな作品が多いです。それがウィーンから世界各地に広がっていき、今は世界中で愛されるようになったのです。
≪歌い手の喜び≫はもともと男性コーラスのために作曲されたものです。≪休暇旅行で≫はオーケストラのために書かれた作品でしたので、私たちが歌えるように合唱団のプロフェッサーが歌詞をつけて披露いたします。」
写真:居坂浩文
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2016年はシューベルト組が来日!!
ウィーン少年合唱団
5月3日(火・祝) 14:00 サントリーホール
5月4日(水・祝) 14:00 サントリーホール
5月31日(火)19:00 東京芸術劇場
6月17日(金)13:30 東京オペラシティ コンサートホール
6月18日(土)14:00 東京オペラシティ コンサートホール
6月19日(日)14:00 東京オペラシティ コンサートホール
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