2016/5/11
CSR
東日本大震災復興支援チャリティコンサート クラシックエイドVol.6
2016年3月13日 於:東京オペラシティコンサートホール
今年で6回目を迎えたチャリティ・コンサート「クラシック・エイドVol.6」には、昨年までと同様に多くのお客様にお越し頂きました。
今回、福島県より2つの学校をお招きし、福島県立郡山高等学校合唱団の皆さんは美しい歌声を披露し、福島県立保原高等学校美術部の皆さんは、震災で壊れた校舎に花を描く「がれきに花を咲かせようプロジェクト」の作品を展示しました。
「子供の未来を守るために」という想いを込めて、弊社所属演奏家と私たちは、今後も音楽の力による復興を継続して参ります。
昨年に引き続き、震災で親を亡くした子ども達の高校卒業後の進学を支援するための「公益財団法人みちのく未来基金」に、会場でお預かりしました募金と公演収益金の一部、合計4,786,561円を寄付いたしましたことを、ご報告させて頂きます。
尚、会場では出演したアーティストの思いを展示させていただきましたが、あらためてこちらにも記させていただきます。
公演の動画もご覧下さい。
森麻季
震災から5年。癒されることのない気持ちを抱える方にとって過ぎてゆく時間はまた大きな悲しみであり辛いことなのではないでしょうか。
歌うとき、祈りを忘れることはありません。
-ひとりの祈りが心をつないでゆく―好きな歌の一節です。今日はその思いで歌います。
音楽の力をかりて、皆さんと心をひとつにできますように。
林美智子
絶対に忘れない気持ちが大切だと思います。常に忘れないで、思い出して、そこに気持ちを運んで行くこと。
音楽と共に祈り心を寄せて行くこと。
一人一人の想いの強さを信じ、それが大きな力となることを!
心を込めて。
錦織健
1月に福島で演奏する機会に恵まれました。
復興ソング演奏の際のお客様の涙に未だ癒えぬ悲しみの大きさを実感しました。
被災された方々はこれからも一生戦い続けて行かれるのでしょう。
だから私も一生、できる限りの支援をしようと心に誓った次第です。
舘野泉
私たちが日々生きていくために祈る気持ちがいかに大事な支えであるか、それが日常の営みの根底に水脈のように流れて心を潤していくか、目にはつかないことであり、すぐには何かの結果が生まれるものでもありませんが、とても大きなことであると思います。音楽は言葉にはならない祈りを運ぶ水脈だという思いは年々強くなっていきます。
横山幸雄
大震災から5年を経て、物心ともになお一層の支援が必要であると感じています。
今回も、すべての方々に心の平安や、活力を得て頂けるよう、
様々な祈りを込めて、演奏をいたします。
また、継続的な支援をしてまいりたいと思います。
中野翔太
私が初めてクラシックエイドに出演させていただいたのは2012年でした。この世の不条理を痛感し、大自然を前にした人間の無力さに打ちのめされました。あの震災から5年が経過し、一つ確かな事は、音楽はいつどんな時でも必ずそこにあるという事。人間の創り出した偉大な遺産、音楽の力を演奏家として届け続けていければと思います。
小林美恵
復興がなかなか進まず、言葉を失う光景がまだ残る被災地で、懸命に生きている子供たちのことを忘れることができません。そんな中で、音楽を聴いてくれた子供たちが、今度は自分たちが演じるから観にきて、と手を引っ張られながら会場に戻ったことも。。ほんの一時的なことだったのかもしれませんが、お互いの心を動かし、何かを生み出した音楽の力を実感しました。震災から5年。今、こうして生きていることに感謝し、しっかりと受け止め、音楽で皆様と一緒に希望を届けたい、前に進む力を届けたいと心から思っています。
金子三勇士
東日本大震災から早くも5年が過ぎてしまいました。3.11の衝撃と悲しみは、決して記憶から去る事はありません。復興の道はまだまだ先が長く、今後とも一音楽家、そして一社会人として出来る限りの事をさせていただきたいと考えています。本日、クラシック・エイドコンサートでも、その思いを込めて演奏させていただきます。
滝千春
自然災害、人為災害で苦しまれている人々のニュースは後を絶ちません。ドイツに住んでいる私は、今回シリア難民のボランティアの経験もしましたが、人を助けるというのは容易な事ではないことを痛感しました。ただどんな形であれ、人様の役に立てる人間でありたいと、最近は強く願うようになりました。このチャリティーイベントに参加させて頂けることに感謝し、東日本大震災の復興を始め、世界の平和を願い続けたいと思います。
渡邊一正
あの大震災から5年。被災された方達が前向きに過ごしていらっしゃる事と信じております。
笑いましょう!
明るく生きていれば必ず良い事、嬉しい事もあると信じています。
私には良い音楽を作り続ける事しか出来ませんが、その音色が皆さんの心に届く事を信じて、これからも共に笑える日まで音楽を続けて行きます。
篠原 悠那
クラシックエイドに初めて参加させていただきます。震災後、被災地で演奏する機会があり、音楽は癒しや希望を与え、人の心に優しく寄り添えるものだと感じました。今日の音楽も心から祈り、思いを込めて演奏いたします。
山岸 茂人
公演で訪れたある町では、ホールの隣が仮設住宅だったことがありました。厳しい現実の中に置かれている方々の隣で音楽をするということに、これで良いのだろうか、と無力さを感じたことも事実です。しかし一方で、音楽によってお役に立てることもあるのだと被災した方々から学ぶこともできました。我々に出来るのは被災地を忘れないでいること。今日お集まり下さった皆様の思いが届きますように。