アンスネス ピアノ・リサイタル、名古屋公演レポート

2016年11月日本ツアー最初の公演は、NHK交響楽団の定期演奏会。正統派、王道を行くシューマンを披露し、ファンを唸られたアンスネスでした。そして日ツアー最初のリサイタルは、名古屋の電気文化会館。公演後のサイン会では「ツアー中全部行きます！」と声をかける場面も印象に残りました。

前半はシューベルト、シベリウスという、なかなか聴き馴染みのない楽曲が並んでいますが、聴いてみればどれもがすばらしい名曲！シューベルトの「3つの小品」は、作曲家が亡くなる年に書かれたもの。時に激しくも切なげな、どこか死に向かう葛藤と現実を受け入れる安らぎの精神が入り混じった音楽です。シベリウスのピアノ曲は、どれもがおとぎ話のようなやさしい語り口。後半は、ドビュッシーのパステルな色合いの有名曲「版画」。そしてショパン。
アンスネスの音楽は、聴き手に語りかけてくる「おとぎ話の宝箱」・・・。
東京での公演は、25日東京オペラシティコンサートホールです。ぜひ、会場に足をお運びください。

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語り継がれる巨匠への道を、一途に向かう
レイフ・オヴェ・アンスネス ピアノ・リサイタル
2016年11月25日(金) 19:00 東京オペラシティ コンサートホール
⇒ 公演詳細はこちらから
＜プログラム＞
シューベルト：3つのピアノ曲 (即興曲) D 946
シベリウス：即興曲第5番 ロ短調
シベリウス：3つのソナチネ 第1番 嬰ヘ短調 Op.67
シベリウス：2つのロンディーノ 第2番 嬰ハ短調 Op.68
シベリウス：ロマンス 変ニ長調 Op.24-9 　
ドビュッシー：版画 ?.塔　?.グラナダの夕べ　?.雨の庭
ショパン：バラード 第2番 ヘ長調 Op.38
ショパン：ノクターン 第4番 ヘ長調 Op.15-1
ショパン：バラード 第4番 ヘ短調 Op.52