2017/4/27
ニュース
ウィーン少年合唱団2017年日本公演 記者会見レポート
2017年4月27日(木)都内にてウィーン少年合唱団の記者会見が行われました。
出席者は、ウィーン少年合唱団芸術監督のゲラルト・ヴィルト氏、カペルマイスターのルイス・ディ・ゴドイ先生、ウィーン少年合唱団 モーツァルト組、駐日オーストリア大使 フーベルト・ハイッス氏、日本公演に特別協賛いただくキヤノンマーケティングジャパン株式会社 取締役 常務執行役員の松阪喜幸氏、招聘元である弊社社長の二瓶純一でした。
登壇者のコメント、質疑応答の様子をレポートさせていただきます。
「今日私たちは騒々しい世の中を生きています。大切に思うことは、芸術の分野を通して、世界をひとつにしよう、世界をつなげよう、オーストリアと日本の架け橋になろう、それが私たちの使命であると感じています。
今回のプログラムでは、日本で初披露するものをいくつか用意しています。Aプログラムでは、「カルミナ・アウストリアカ」からの抜粋、Bプログラムでは、ブラジルの歌「クラホ族の3つの歌」です。
今回は老若男女誰もが楽しめる内容になっていて、中には少年たちが楽器演奏を披露するものもあります。どうぞお楽しみに!」
「皆様はじめまして。日本に来て、どこに行っても団員たちを温かく迎えて頂けることを嬉しく思います。団員たちにとって、今回の日本公演は特別な意味を持っています。7名はこの公演で退団し、ギムナジウム(ヨーロッパの中等教育機関)に進みます。また他の7名は今回の日本公演が初めての海外公演になります。
ご存知のように、音色は長く続くものではなく、この瞬間の響きがあります。モーツァルト組のメンバーは皆とても優秀です。集中力があり、精神のすばらしさがあります。合唱はその個性の集まりなのです。ウィーン少年合唱団にはさまざま国籍の人がいるので、各国で生まれた曲を深く解釈することができます。解釈できてこそ、本当の歌となるのです。音楽の喜び、感謝の気持ちを、私たちの声よりお届けできたら幸いです。」
挨拶の後、記者からの質疑応答にはいりました。
Q.今回のプログラムの中で一番好きな曲は何でしょうか?
「カルミナ・アウストリアカがとても気に入っています。」
タルン(14歳)「ニシュカ・バニャ(セルビア民謡)です。」
デニス(10歳)「ビューティフル・ネーム!!」
Q. 今年の組の特徴、雰囲気カラーはどのような感じでしょうか?
カペルマイスター/指揮:ルイス・ディ・ゴドイ
「モーツァルト組は非常に優秀という言葉に尽きると思います。熱心で頭も良く、集中力がとても高く、歌うことの喜びを感じ、楽しみながらレッスンに臨み、本物の意味でのプロフェッショナルな団員だと思います。それぞれの組に特性がありますが、何が違うかとういう点では、音色だと思います。 モーツァルト組は精神がとても素晴らしく、それが音色に現れていると思います。 私たちがリズムや発声を教えた結果、個性として美しい音色が出てくる。その音色をみなさまに楽しんでいただければと思います。」
Q.寮生活において、大変なこと、楽しいことをおしえてください。
「日本語でお話しします!夜にみんなで楽しく喋ったり遊んだりするのが楽しくて特に大変なことはありません!」
マヌエル(12歳)「みんなでスポーツをすることが楽しい。卓球やサッカーをみんなでしたり、水泳をするのが楽しいです!」
ヴァーズィ(13歳)「いつでも友達がそばにいる。いつでも何かおきているというワクワク感があり、退屈なことはない」
質疑応答に続き、今年で初演から150年を迎えたJ.シュトラウス?の「美しく青きドナウ」、タケカワユキヒデの「ビューティフル・ネーム」を披露いたしましました。
最後にフォトセッションを行い、記者会見が終了しました。
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日本中を感動に包む、心を癒す天使の歌声!
ウィーン少年合唱団
2017/5/3(水・祝) 14:00 東京芸術劇場 コンサートホール 【Aプログラム】
2017/5/4(木・祝) 14:00 東京オペラシティ コンサートホール 【Bプログラム】
2017/6/7(水) 19:00 文京シビックホール 大ホール 【Aプログラム】
2017/6/16(金) 13:30 東京オペラシティ コンサートホール 【Bプログラム】
2017/6/17(土) 14:00 東京オペラシティ コンサートホール 【Aプログラム】
2017/6/18(日) 14:00 東京オペラシティ コンサートホール 【Bプログラム】
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