2017/9/12
ニュース
ポッペアの戴冠 出演者メッセージ
森麻季(ポッペア役)
《ポッペアの戴冠》は、2009年の新国立劇場公演以来の再演です。オペラ三大悪女?!ともいわれるポッペア。モンテヴェルディの音楽に醸し出される悪女ぶりは美しいほどに際立つのではないかと思っておりますので、いかに美しく表現できるか!が、私の課題です。素晴らしい共演者の皆さまとの音楽づくりは、この上なく幸せな時間に違いありません。今から大変楽しみにしております。
波多野睦美(オッターヴィア役)
「ポッペアの戴冠」の群像劇は、作曲家が生きた頃から千年以上も古い時代が舞台ですが、人物の一人一人に熱い、真紅の血が流れていることを感じます。音楽の中に「血管の鼓動」がある。愚かな行為も、誇り高い振る舞いも、モンテヴェルディの音の中では「ほとばしる生命への讃歌」として響いてきます。
破滅に向かうオッターヴィアを歌っても、ある種の爽やかさが体を走るのはそのおかげかもしれません。
森谷真理(フォルトゥナ役/ドゥルジッラ役)
澤江衣里(ヴィルトゥ役) モンテヴェルディ・イヤーの今年、『ポッペアの戴冠』に素晴らしいキャストの皆様とご一緒させて頂くことができて、とても嬉しいです。私はヴィルトゥという美徳の神の役をやらせていただくのですが、プロローグで幸運の神、フォルトゥーナ役の森谷さんと歌でバトルを繰り広げます。バチバチ美しい音楽の火花を散らしたいです!皆様、どうぞお楽しみに~!!
小林沙羅(アモーレ役)
藤木大地(アルナルタ役/乳母役)
「それ、どーすればいいの??」とマサト君に訊くと、大笑いしていた。
いわゆるバロックオペラは、ヨーロッパでは流行っていて、日常的に観る機会があった。日本は、これから。マサト君が時代を創るのだろう。わたくしのこの、ふくよかな(?)声が出るかぎり、サルかキジかイヌか乳母のように、お供しようと思っている。
櫻田亮(ルカーノ役)
加耒徹(メルクーリオ役)
松井亜希(ダミジェッラ役)
2009年の公演では素晴らしい音楽と美しい舞台で、最高にエキサイティングな経験をさせてもらいましたが、今回新しく生まれる『ポッペア』の響きを想像すると今から胸が高まります。普段はバッハの宗教作品を中心に演奏するBCJですので、オペラ作品を上演するのはとても珍しいことです。それだけに、いつもとはまったく違う面が見れると思いますので、是非楽しみにいらしてください。
清水梢(パッラーデ役)
今回、モンテヴェルディ生誕450年の節目に『ポッペアの戴冠』に出演できますことを本当に嬉しく思います。
また、国内外で活躍する本当に素晴らしいアーティスト達と一緒に舞台にたてることは私にとって夢や奇跡のようです。
奇跡と言えば、約400年前にヴェネツィアで生まれたオペラを現代の東京で演奏する。これも奇跡のようなタイムトラベルではないかと思います。時と国を越えた音楽を、会場の皆さまと存分に堪能したいです。
谷口洋介(兵士?役)