2017/10/22
ニュース
【速報!】滝千春 ヴァリオリン・リサイタル開催決定!
開催決定!!滝千春 ヴァイオリン・リサイタル
≪オール・プロコフィエフ・プログラム≫
バレエ音楽≪シンデレラ≫からの5つの小品より’ワルツ'(編曲:M. フィフテンゴリッツ)
バレエ音楽≪ロミオとジュリエット≫ Op. 64(編曲:L. バイチ/ M. フレッツベルガー)
ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ヘ短調 Op. 80
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交響的物語≪ピーターと狼≫ Op. 67(編曲:根本雄伯)<世界初演版>
ヴァイオリン・ソナタ 第2番 ニ長調 Op. 94bis
≪公演に寄せて≫
ブロン門下の日本の若手も多くが中堅にさしかかり、それぞれが持ち味を活かしながら個別の道を歩んでいる。
そんな中の1人、滝千春がデビュー10周年を迎えるという。2008年の清水和音とのデュオ・リサイタル・デビューから早10年。月日の早さには、ただ驚くばかりだ。
難技巧を駆使し、「天才少年(少女)ヴァイオリニスト」の呼び名高く、颯爽と登場する世界中の若手ヴァイオリニストが、その後きちんと成長を遂げるのは、実はなかなか難しいことである。才能が真に開花するのには、いろんな経験と時間が必要。「ローマは一日にして成らず」なのだ。
若くして才能を開花させた滝千春も、その後すべてが順風満帆だったわけではないのだろう。だが、彼女の場合は、そうした経験や時間を、音楽を豊かに奏で、人としての魅力を増す力に変えてきたのではあるまいか。昨年(2016年)12月に都内で行われた倉澤杏菜とのデュオ・コンサートで聴かせてくれたジョン・アダムスのロードムービーはおもしろかった。聴衆にとっておそらく未知の曲であろうこの作品の魅力をきっちり過不足なく伝えようという滝と倉澤の真摯で熱いパッションがホール内の温度を高めてくれていた。
今回の記念リサイタルは、師ブロンに鍛えられ、得意としてきたロシア物の中にあっても、いま一番心惹かれ、肌に合うというプロコフィエフの作品だけでまとめられたプログラム。切れ味鋭い技巧、やや翳りを帯びた魅惑の音色、心の動きを映しだす美しい歌、それらの滝個有の持ち味が最大限に活かされるに違いない。いや、おそらく滝の狙いはそれだけではあるまい。千変万化するプロコフィエフのいくつもの顔を描き分け、さらにはそれが有機的に繋がり、ひとつの偉大な作曲家像を浮かび上がらせることを企図しているはずだ。
西巻 正史(コンサート・プロデューサー)
チケット一般発売は2017年11月25日(土)
詳細はまもなく発表予定!
チラシが完成致しましたらお送り致します。
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◆滝 千春のプロフィールは下記をご参照ください。
⇒ https://www.japanarts.co.jp/artist/ChiharuTAKI