2018/8/12

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ヴィクトリア・テリョーシキナに聞く [マリインスキー・バレエ]

今やマリインスキー・バレエの“顔”として活躍するヴィクトリア・テリョーシキナ。
劇場で会った彼女は、すれ違う人がみんな「ヴィーカ!」「プリーヴィエット(こんにちは)!」と声をかける、人間的な魅力にもあふれた人でした。
完璧なテクニックに加え、華やかさとドラマティックな演技も兼ね備えたヴィクトリア・テリョーシキナのインタビューをご覧ください。
今回も『ドン・キホーテ』『白鳥の湖』『パキータ(マリインスキーのすべて)』と、テリョーシキナさんの魅力全開です。それぞれ素敵なパートナーと踊ってくださいますね。
はい!私はパートナーたちを愛しています。公演をともに成功させようと思えば、そこに向かって一緒に歩み、準備して、何か新しいニュアンスを創りだすこともできますから。
あなたは、踊りはもちろんですが、人間的にも包容力のある魅力的な方だと、多くのダンサーたちから聞きました。
自分がどんな人間か、ということについてお話するのは難しいけれど……。ただ言えるのは、バレエというのは、踊りや身体的な負荷という事だけでなくて、心理学でもあるということです。相手がプレッシャーをかけてきたり、何かを仕向けてきたりするような時、それはもうバレエではなく苦痛になってしまいます。
人々をあるがままに受け入れるということ・・・それは私の人生の規範です。そして、相手からは何も要求しない・・・これは私の人生哲学です。この二つは、私がこれまでの経験の中で育んだ“成果”“獲得物”のようなものですね。
今年は、マリウス・プティパ生誕200周年ですが、今の時代になっても彼の振付は人々の心を捉えて感動させるのでしょうか。
なぜ彼の振付がそんなにも素晴らしいのか誰もわかっていませんが、音楽との組み合わせが天才的なのでしょう。クラシック・バレエの基礎はどの作品でも同じ、動作そのものの基本は変わらないでしょう。ただそれを行うタイミングが違うだけなのだと思います。そこにマリインスキー・バレエの場合は「腕」の魅力が加わります。サンクトペテルブルグの「腕」、マリインスキー・バレエの「腕」は、他のどこにもない特徴です。これこそがマリインスキー劇場のスタイルの表れで、プティパ作品の素晴らしさを増しているのです。

日本公演でお会いすることを楽しみにしています。
私も!日本の皆さんにお会いできることが待ち遠しいです!!

美しく、輝かしい感動がよみがえる・・・
マリインスキー・バレエ

11.28[水] 18:30 「ドン・キホーテ」ヴィクトリア・テリョーシキナ/キミン・キム
11.29[木] 14:00 「ドン・キホーテ」アナスタシア・マトヴィエンコ/ティムール・アスケロフ
12.5 [水] 18:30 「ドン・キホーテ」レナータ・シャキロワ/フィリップ・スチョーピン
12.2 [日] 18:00 「マリインスキーのすべて」
12.3 [月] 18:30 「マリインスキーのすべて」
12.6 [木] 18:30 「白鳥の湖」ヴィクトリア・テリョーシキナ/ウラジーミル・シクリャローフ
12.7 [金] 18:30 「白鳥の湖」エカテリーナ・コンダウーロワ/ティムール・アスケロフ
12.8 [土] 12:00 「白鳥の湖」ナデージダ・バトーエワ/キミン・キム
12.8 [土] 18:00 「白鳥の湖」オクサーナ・スコーリク/ザンダー・パリッシュ
12.9 [日] 14:00 「白鳥の湖」アナスタシア・マトヴィエンコ/ウラジーミル・シクリャローフ
マリインスキー・バレエ2018年来日公式サイトはこちらから

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