2018/12/9

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「白鳥の湖」12/8昼公演 ナデージダ・バトーエワのインタビュー[マリインスキー・バレエ]

『白鳥の湖』3日目のマチネ公演はほぼ満員の盛況ぶりでした。初日から日に日に高まっていく「すごい!」という評判が気になって劇場にやってきたお客さんや、一度観た舞台をもう一度見観たいとリピート・ケットを購入するお客さんも増えていたそうです。王子役はスーパースターのキミン・キムとはいえ、オデット/オディール役のナデージダ・バトーエワが全幕ものを踊るのは東京ではこれが初めて*…はからず満員のお客さんの前で「主役の初舞台」を踏むことになったバトーエワは、大きなプレッシャーを感じていたのでしょうか?
終演後のバックステージで会った彼女は、とてもクールで上機嫌でした。完璧な舞台を成功させ、正確なテクニックと妖精のような白鳥の演技で観客を魅了したバトーエワは、全くの平常心でこの大舞台をこなしていたのです。
*12/1の兵庫公演では「ドン・キホーテ」のキトリを披露しています。

成功おめでとうございます!
「ありがとうございます」

汗一つかいていないのですね…! あなたが白鳥を踊るのは何回目ですか?
「これが4回目です。キミンと踊るのは二回目。彼は本当にいい王子です(笑)。気持ちを合わせて踊ることが出来ますし、全て自然に
演じることが出来るんです」

今日のお客さんはほぼ満員だったんですよ。緊張はしないのですね。
「ストーリーを見ていただくことに集中しているので、お客さんによって緊張することはないかも知れません。本当に『白鳥の湖』には私だけのストーリーがあるの!」

詳しく聞きたいです! 個人的にはオディールとロッドパルとには親子の絆があり、あなたのオディールは誘惑的であると同時に、お父さんと一緒にいるのが嬉しい小ささ娘にも見えました。
「そんなふうに色々なストーリーを感じていただけるのは嬉しいです」
(ここでバトーエワの白鳥論を聞こうとしたら、雑誌の撮影のために移動しなければならずタイムアウト。正統派のマリインスキー・バレリーナの資質をもつ美しいバトーエワは、この先もどんどん発展していきそうです)

小田島久恵(音楽ライター)

美しく、輝かしい感動がよみがえる・・・
マリインスキー・バレエ

12.9 [日] 14:00 「白鳥の湖」ヴィクトリア・テリョーシキナ/ウラジーミル・シクリャローフ
公演詳細はこちらから

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