2019/5/29
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《アンナ・カレーニナ》あらすじ【エイフマン・バレエ】
2019年7月、21年振りに来日公演を行うエイフマン・バレエ。《アンナ・カレーニナ》のあらすじを主な使用楽曲、写真とあわせてご紹介いたします。
文豪トルストイによるロシア文学最高傑作「アンナ・カレーニナ」が原作。オール・チャイコフスキーの美しくも切ない旋律に彩られ、主人公たちの心情が踊りによって胸に突き刺さるかのごとく鮮やかに浮き彫りにされます。舞台を縦横無尽に駆け巡る群舞の圧倒的な存在感にも目が奪われます。
【第1幕】
アンナは、政府高官を務める夫カレーニンと、幼い息子セリョージャと共に、何不自由のない暮らしを送っている。ある晩、夫カレーニンと舞踏会を訪れたアンナは、若き将校ヴロンスキーと出会う。2人の心の間に、刹那のような情熱の火が灯る(弦楽セレナーデ第1楽章)。
舞踏会から帰宅したアンナとカレーニン。ヴロンスキーの出現によって漂い始めた夫婦間の不穏な空気に気付かないふりをするように、アンナと床につくカレーニンだが、アンナは自らの中に芽生えた胸のざわつきに、身悶えるような眠れぬ夜を過ごす(組曲第1番“序曲とフーガ”)。
将校たちの競馬レースを見るべく、夫と共に競馬場を訪れたアンナは、将校たちの中で力強く躍動するヴロンスキーに目を奪われ、胸が沸き立つ(交響的バラード“ヴォエヴォーダ”)。
しかしその様子を見咎めた夫カレーニンは、アンナを厳しく責める(組曲第1番“間奏曲”)。
ある夜、ついに気持ちを抑えられなくなったアンナとヴロンスキー。アンナはヴロンスキーの部屋へ向かい、引き返すことの出来ない愛を確かめ合う(交響曲第6番「悲愴」第1楽章)。
息子を失うかもしれない絶望の中で、アンナは、ヴロンスキーへの愛をきっかけに自らの内面に生まれた制御不能な“何か”に恐れおののく(幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」)。恐怖に身をこわばらせ心身ともに憔悴しきったアンナの姿に、カレーニンは改心のチャンスを与えるべく手を差し伸べる。夫の優しさの前に許しを請うアンナであったが、、、(フィレンツェの想い出)。
【第2幕】
アンナと会えない日々が続き、将校たちの兵舎で荒れた生活を送るヴロンスキー(交響曲第2番第4楽章)。そしてアンナもまた、再出発をはかったカレーニンとの夫婦関係に息詰まるような閉塞感と限界を感じていた。抑えきれない情熱を抱えながらアンナの元を訪れたヴロンスキーと、カレーニン、そしてアンナの激しいやり取りの末、アンナはヴロンスキーと共に家を出る(幻想序曲「ハムレット」)。
イタリアに逃避行に訪れたアンナとヴロンスキー(組曲第3番“主題と変奏”)。
サンクトペテルブルグの社交界に戻ってきた2人を待ち受けていたのは、想像を絶するほどの冷たい視線だった。耐え難い非難の目に晒され徐々に壊れていくアンナとヴロンスキーの心(交響曲第6番「悲愴」第3楽章)。。。離れていくヴロンスキーにすがるアンナだが、進む先に破滅しか見いだせないこの愛に身を委ねることが出来ないヴロンスキーは、苦悩の末にアンナの元を去っていく(なつかしい土地の思い出)。
⇒ 【エイフマン・バレエ】《ロダン~魂を捧げた幻想》あらすじはこちらから
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21年ぶり待望の来日!世界に衝撃をあたえ続ける
エイフマン・バレエ 日本公演 2019
7.18 [木] 19:00 「ロダン ~魂を捧げた幻想」
7.19 [金] 19:00 「ロダン ~魂を捧げた幻想」
7.20 [土] 17:00 「アンナ・カレーニナ」
7.21 [日] 14:00 「アンナ・カレーニナ」
会場:東京文化会館
(問)ジャパン・アーツぴあ 0570-00-1212
【全国公演】
7.13 [土] 15:00 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 「アンナ・カレーニナ」
(問)びわ湖ホールチケットセンター 077-523-7136
7.15 [月・祝] 15:00 グランシップ(静岡)中ホール・大地 「ロダン ~魂を捧げた幻想」
(問)(公財)静岡県文化財団 054-289-9000
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