2013/5/27

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パーヴォ・ヤルヴィ指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団公演レポート(2013.4)

パーヴォ・ヤルヴィ

[曲目]
ベートーヴェン:交響曲 第1番
ヒンデミット:ヴァイオリン協奏曲 (ヴァイオリン:F・ペーター・ツィンマーマン)
シベリウス:交響曲 第5番
http://www.berliner-philharmoniker.de/en/konzerte/calendar/details/3455/
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 2013年4月ベルリン。パーヴォ・ヤルヴィが、ベルリン・フィルへ客演するのは13年ぶり。
 今のパーヴォが最も力を発揮できる究極の勝負曲を並べたプログラムでの公演は大成功。ベルリン・フィルの新時代をも感じさせるものになりました。
 パーヴォ・ヤルヴィのベートーヴェンは、ドイツ・カンマーフィルとの連続演奏会やCD録音などが高い評価を受けていますが、今回のベルリン・フィルとの公演も、今を生きるベートーヴェンとしての新鮮さと躍動感に満ち溢れていました。
 特に軽やかさとユニークさを求められる交響曲第1番では、ユーモアのセンスが存分に表現され、演奏者も聴衆も思わず笑みをこぼすほど!至福の演奏会になりました。
 続く、複雑怪奇なパウル・ヒンデミットのヴァイオリン協奏曲では、一寸の狂いもなくソリストのツィンマーマンをサポートし、難曲であることを忘れさせるほどの出来栄え。
聴衆はもちろんのこと、オーケストラ・メンバーが絶賛する様は、まさに“最高のコンビネーションがここにある”ことを実感させてくれました。
 そしてプログラムの最後を飾るのは、シベリウスの交響曲第5番。
 ロマンティックさと、クラシカルな威厳ある演奏が絶妙に絡む堂々とした演奏は、パーヴォ・ヤルヴィの最近の活動のますますの充実ぶりを示すものでした。
 パーヴォ・ヤルヴィが培った経験と知識、そして誰にも真似できない生まれ持った極上のセンスを存分に発揮した指揮。そしてコンサート・マスターの樫本大進を筆頭に、ヴィオラのマテ・ シュッツ(ドイツ・カンマーフィル、フランクフルト放送響の元首席)、フルートのエマニュエル・パユ、ホルンのシュテファン・ドール等々、パーヴォ・ヤルヴィと深い友好関係にあるメンバーが各セクションのトップ務め、次代を担うミュージシャンたちが“同じ瞬(とき)を生きる”指揮者のメッセージを存分に表現していました。
 2013年11月には、パーヴォ・ヤルヴィ指揮 ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団が来日します。横浜みなとみらいホールではベートーヴェン唯一のオペラ作品 歌劇「フィデリオ」をコンサート形式で上演いたします。どうぞご期待ください。

【パーヴォ・ヤルヴィ指揮 ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団 公演情報】
【札幌】http://www.kitara-sapporo.or.jp/event/?p=31551
<曲目>ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」序曲、交響曲 第4番、3番
<日時> 2013年11月21日(木)19:00開演
<会場> 札幌コンサートホールKitara 大ホール

【横浜】http://www.yaf.or.jp/mmh/recommend/2013/11/post-150.php
<曲目>ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」コンサート形式
<日時> 2013年11月28日(木)19:00開演/30日(土)15:00開演
<会場> 横浜みなとみらいホール

【名古屋】http://www.shirakawa-hall.com/2013lineup/lineup2013.html#paavojarvi
<曲目>ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」序曲、交響曲 第4番、3番
<日時> 2013年11月23日(土・祝)15:00開演
<会場> 三井住友海上 しらかわホール

【武蔵野】http://www.musashino-culture.or.jp/sisetu/bunka/top.html
<曲目>ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」序曲、交響曲 第4番、3番
<日時> 2013年11月29日(金)19:00開演
<会場> 武蔵野市市民文化会館 

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【お知らせ】次回の来日は、2014年12月!
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