2021/2/4

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【国際音楽祭NIPPON2020】ピアニスト阪田知樹からメッセージが届きました!

国際音楽祭NIPPON2020(2021年2月開催)の出演者は、世界的にも活躍する実力派揃い!
ピアニスト阪田知樹が語る、珠玉の室内楽二夜の聴きどころ。

阪田知樹(ピアノ)

国際音楽祭NIPPONに出演させて頂きます、ピアニストの阪田知樹です。
CLASSICではブラームスとドヴォルザークによる室内楽の名作を、MODERNではダルバヴィ、オーンスタイン、そして、川上統氏の室内楽作品を演奏致します。
ブラームスのピアノ三重奏曲はとかく1番ばかりが演奏されがちですが、今回演奏するのはヴァイオリンソナタ2番と同時期に作曲された3番。全体を通して仄暗いパッションを感じさせる作品ですが、その中で少し異質とも言える長閑な3楽章が印象的です。対するドヴォルザークは、華やかで演奏会の締めくくりに相応しい作品。全5人の奏者の魅力を存分にお楽しみ頂けることと思います。

MODERNのコンサートは、演奏曲各々全く異なったキャラクターを持っており、これほどヴァラエティーに富んだプログラムは他ではちょっと聴くことが出来ないのでは、と思います。シンプルな素材を3人の奏者の超絶技巧で変容させていくフランスの作曲家:ダルバヴィのピアノ三重奏曲。世界初演作品を含む、川上統氏の組曲「甲殻」より4曲は、全て海の生き物の名前をタイトルに掲げた作品。響きの透明度が高く、独特の質感がありながらもスッと耳に入ってくる作品なので、生き物の動く様をイメージしてお聴き頂けましたら嬉しいです。
そのアヴァンギャルドな作風で知られるアメリカの作曲家:オーンスタイン(なんと108歳?で亡くなるまで作曲を続けていた!)による妖しくも野生的なピアノ五重奏曲にて繰り広げられる、弦楽四重奏とピアノの為の協奏曲なのではないかと錯覚させられるような圧倒的な音響を是非会場で体感して頂きたいと思います!

阪田 知樹


国際音楽祭NIPPON特設サイトはこちらから
https://www.japanarts.co.jp/special/imfn/

阪田知樹のプロフィールはこちらから
https://www.japanarts.co.jp/artist/tomokisakata/

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