2013/11/27
ニュース
トリノ王立歌劇場 来日記者会見レポート
2013年11月27日(水)都内で、トリノ王立歌劇場の来日記念記者会見が行われました。
登壇者は、ワルター・ヴェルニャーノ総裁、ジャナンドレア・ノセダ、「トスカ」の演出ジャン=ルイ・グリンダ、歌手陣は、ノルマ・ファンティー二、パトリシア・ラセット、オクサナ・ディカ、マリアンネ・コルネッティ、市原愛、ラド・アタネリ、ラモン・ヴァルガス、ガブリエーレ・ヴィヴィアーニと、そうそうたる歌手たちが登壇しました。
充実した劇場の活動を支えるヴェルニャーノ総裁の挨拶
「今回の来日が実現したのは、2010年初めての日本公演が高い評価をいただいたからこそと自負、感謝しております。音楽には終点はなく日々邁進するもの。再び来日できたことに感謝します。」
続いてマエストロ ノセダの挨拶
「今回一緒に来日してくれた世界トップレベルの歌手たちに感謝しています。私は素晴しい声を持つだけでなく、役にぴったりのキャスティングを行うことがオペラ公演を成功させる鍵。重要なことだと思っています。」
マエストロ ノセダが、登壇した歌手たちを順番に紹介します!
マエストロから褒められて、嬉しそうにほほ笑む歌手たち。たくさんの歌手がいますので、早口で進みます!
「ノルマ・ファンティー二とは初めての共演。今までなぜ一緒に仕事をしてこなかったのかが不思議なくらい。パトリシア・ラセットは昨日ゲネプロで早速素晴しい歌声を披露してくれました。ラモン・ヴァルガスは今、世界最高のテノール。参加してくれて感謝!」
トスカを歌うファンティーニとラセット。
二人ともトスカを歌うことに、とても興奮している!と。
ファンティーニ「私はトリノ出身。オペラを歌うということは、イタリアの芸術の象徴であることを実感し、誇らしく思っています。トリノ王立歌劇場との来日は私にとってオリンピックのようなもの。参加するからには素晴しい歌声をお聞かせしたい!」
ラセット「トスカは複雑な心を持った歌いがいのある役です。激しく、自分で道を開こうと成長します。4回目の来日になりますが、日本の、そして勤勉なトリノのスタッフの仕事ぶりに、気が引き締まる思いがしてやる気に満ちています。大好きなざるそばが食べられることも嬉しい!」
トスカの演出についてグリンダ氏から
「ネタバレになってしまうので詳しくはお話しません。ぜひ公演を観にいらしてください!大好きなトスカ。この演出を”天使の急降下”と表現します。映画的な演出とだけお伝えしておきましょう!」
ノセダ氏から「トスカは最後の部分が非常に難しい。グリンダ氏が多くの注文をするので、私もいつも以上に集中して取り組まなくてはいけません。しかし昨日のゲネプロは素晴しかったです。本番で上手くでしょうか・・・ぜひ皆さん会場にいらしてください!」
ヴァルガス「権力の世界で苦しむリッカルド。自らも政治に関わったヴェルディの苦悩にも通ずるところがあり、切実な思いを感じる役。」続けて他のキャストにも話してもらいたかったのですが、時間がなくなってしまいました。
最後は全員でフォトセッションを行い、和やかな雰囲気で会見は終了しました。最後にファンティーニが得意な(!?)日本語で「皆さま、お疲れさまでした!」と言って会場をあとにしました。
本日の記者会見の模様が各メディアから配信されています。
★朝日新聞:トリノ王立歌劇場公演前に会見「来日には格別の意味」
★日刊スポーツ:トリノ王立歌劇場 日本公演で会見
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/f-et-tp0-20131127-1223826.html
★ビルボード・ジャパン:トリノ王立歌劇場、来日記者会見を開催
http://www.billboard-japan.com/d_news/detail/16679
★ぶらあぼ:トリノ王立歌劇場記者会見開かれる
http://ebravo.jp/archives/6407
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≪トリノ王立歌劇場 2013年日本公演≫
<「仮面舞踏会」より>
⇒ 公演詳細:https://www.japanarts.co.jp/torino_2013/index.html
[公演日程] 会場:東京文化会館
《仮面舞踏会》
□12月1日(日) 15:00
□12月4日(水) 18:30
□12月7日(土) 15:00
《トスカ》
□11月29日(金) 18:30
□12月2日(月) 15:00
□12月5日(木) 18:30
□12月8日(日) 15:00
《特別コンサート“レクイエム”》
□11月30日(土) 14:00 サントリーホール