2023/2/6

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古希(70歳)を迎える作曲家・吉松隆 オーケストラ傑作選コンサート迫る!(2023/3/11)

吉松隆全曲演奏に挑む、原田慶太楼指揮 東京交響楽団

吉松隆、原田慶太楼

日本を代表するオーケストラ作曲家吉松隆が、古希(70歳)を前に、再び若い世代を中心にブームを呼んでいる。
その吉松の傑作選コンサートが、3月11日に開催される。
クラシックと、ピンク・フロイド、イエス、EL&Pなどのプログレッシブ・ロックに心酔し、常にアグレッシブで美しい音楽を書き続けてきた吉松は、1990年代、イギリスのシャンドス・レーベルより7枚の管弦楽作品のCDを次々に録音ほか、幾つものレーベルで相次いで作品がCD化され、2012年NHK 大河ドラマ「平清盛」の音楽を担当するなど、何度かブームとなってきた。
EL&Pの名曲「タルカス」のオーケストラアレンジでは、プログレファンも熱狂させ、作曲者のキース・エマーソンが日本でのコンサートを聴きに来日。邂逅を果たしたことも話題となった。

近年、クラシック界では、日本の作品が演奏されることが増えているが、その中、改めて吉松作品が注目され、指揮者の原田慶太楼、チェロの宮田大、サクソフォンの上野耕平、ピアニストの角野隼斗など、若手のトップ演奏家たちが、相次いでコンサートで取り上げている。
昨年9月25日にミューザ川崎シンフォニーホールで行われた原田慶太楼指揮東京交響楽団によるオール吉松コンサートでも、「カムイチカプ交響曲(交響曲第1番)」、宮田大をソリストの迎えたチェロ協奏曲「ケンタウルスユニット」が演奏され、満席の聴衆から熱狂的な喝采を浴び、このコンサートを収録したアルバム「カムイチカプ交響曲」が絶賛発売中。

CD「カムイチカプ交響曲」詳しい情報はこちら

吉松隆、原田慶太楼

来る3月11日(土)の吉松の古希を記念した傑作選コンサートでは、吉松隆の英雄交響曲とも言われる「交響曲第3番」と、プログレファン待望の「タルカス」が演奏される。実はこの日、「タルカス」の作曲者であるキース・エマーソンの命日でもある。吉松ファンのみならず、プログレファンにとっても聴き逃せないコンサートとなるであろう。

作曲家・吉松隆による作品解説はこちらから

交響曲第3番

タルカス

鳥のシンフォニア

3月11日のコンサートの詳細はこちらから
https://www.japanarts.co.jp/concert/p990/

クラシックだけではなく、ロック、ジャズ、ワールドミュージックなど、現代の様々な音楽の要素を取り込み、美しいメロディーと多様なリズムを含んだ圧倒的なオーケストラ音楽として作品化する吉松を、現代のマーラーに例える声もある。
日本を代表する作曲家、吉松隆。今後更に、国内外で吉松隆の作品が演奏されることが期待される。

<今後の主なイベント・メディア情報>

  • ONTOMO WEBマガジン 吉松隆&原田慶太楼 対談
  • 2/8 21時~@SUPER DOMMUNE(渋谷PARCO 9階)
    爆クラ in DOMMUNE〈第103夜〉「作曲家、吉松隆にテルミーホワイ? 現代音楽撲滅運動アンド世紀末抒情主義、についての現代クラシック考」(ゲスト:吉松隆)
  • 2/10・2/17 厳選クラシックちゃんねる @YouTube 吉松隆特集「吉松隆インタビュー」「吉松隆のこの作品が好き!」多彩なアーティストから一言メッセージ一挙公開(バッティストーニ、原田慶太楼、藤岡幸夫、川瀬賢太郎、福田進一、上野耕平、マーティ・フリードマン、田部京子、LEO、角野隼斗)
  • 2/15 NHK交響楽団第1979回 定期公演 Bプログラム NHKFM「ベストオブクラシック」生放送に吉松隆氏出演
  • 2/20 intoxicate(タワーレコード)インタビュー記事
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