2013/11/29

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「仮面舞踏会」リハーサル・レポート

11月29日の初日前日は、「仮面舞踏会」のリハーサルが行われました。

「仮面舞踏会」リハーサル

本番とおなじメイクと衣装のドレス・リハーサル。じっと注意して見ると、合唱の人たちの衣装も、立体的に細工されています。モダンに映る舞台セットは、次々と展開するシーンを、ハッキリとした色彩コントラストで映し出していて、とても美しい。
オーケストラは、指揮者ノセダとの息もよく合い、ヴェルディが譜面に込めた人間の心情が、聴き手の胸に届いてきます。苦悩、愛、嫉妬・・・。
チームとしてよくまとまった様子は、初来日のときと変わりません。

「仮面舞踏会」リハーサル

世界の著名歌劇場でリッカルドを演じてきた、ベテランのヴァルガスはメキシコ出身のテノール。高い身分の役柄も存在感たっぷりに、許されぬ愛に悩む心を朗々を歌います。
1幕2場、ウルリカの占い部屋。コルネッティはアメリカ出身メゾ・ソプラノ。
魔王と対話する不気味なシーンを、長いアリアが表現します。

「仮面舞踏会」リハーサル

今回初来日の、アメーリアを歌う、オクサナ・ディカ。
長身で美人、ウクライナ出身。若手とはいえ、存分な声量とエレガントな振る舞いは、この役にぴったりです。

「仮面舞踏会」リハーサル

裏切り、嫉妬に苦しむ気持ちを歌で巧みに伝える、レナート役のヴィヴィアーニはハンサムなイタリア人バリトン。

「仮面舞踏会」リハーサル

そして唯一の日本人キャスト、市原愛は、コミカルに小姓オスカルに扮しています。シリアスな雰囲気を、コミカルな演技で笑いをさそい、彼女が歌い終わると合唱メンバーから温かな拍手が。

全員が一丸となる舞台は、ノセダが言っていた、「オペラをひとつのまとまりとして捉えている」ということばと重なりました。 本番をご期待ください!


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≪トリノ王立歌劇場 2013年日本公演≫

<「仮面舞踏会」より>
 ⇒ 公演詳細:https://www.japanarts.co.jp/torino_2013/index.html
 [公演日程] 会場:東京文化会館
 《仮面舞踏会》
 □12月1日(日) 15:00
 □12月4日(水) 18:30
 □12月7日(土) 15:00

 《トスカ》
 □11月29日(金) 18:30
 □12月2日(月) 15:00
 □12月5日(木) 18:30
 □12月8日(日) 15:00

 《特別コンサート“レクイエム”》
 □11月30日(土) 14:00 サントリーホール

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