2013/12/2

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トリノ王立歌劇場 「仮面舞踏会」初日公演レポート

12月1日は「仮面舞踏会」初日。”Viva Verdi!” に相応しく、華やかに幕を開けました。
日本公演開始まで、ポスターや広告で「仮面舞踏会」の鮮やかな’赤’の舞台写真をお見せしてきたこともあり、私達もHPやTwitterで「仮面舞踏会の日は、何か赤いものを身につけてお洒落も一緒に楽しみましょう!」とお客様に呼びかけてきました。
さりげなく胸元から赤のチーフを覗かせたスーツ姿の男性や、赤いドレスの女性など、思い思いにドレスアップされています。会期中ホワイエに展示している、アメーリアとリッカルドの舞台衣装の前で写真撮影を楽しまれる方々の姿も。


舞台は、幕ごとに大きなブラボーで沸きました。ヴェルディが描くドラマが音となって、胸の鼓動に響きます。

オーケストラ、合唱、そしてソリストたちが一つになって、運命に翻弄される登場人物の心を揺らす愛、嫉妬、怒り、嘆き、願いが、ノセダのタクトで導かれ、ぐいぐいと引き込まれて行きます。

世界中の舞台で引っ張りだこのテノール、リッカルドを演じるヴァルガスは、抜群の歌声で客席を魅了。
アメーリア役ディカは、ピューンと届く豊かな声で、意思の強い女性を演じ、レナート役ヴィヴィアーニも、嫉妬に嘆く苦悩が歌に込められていました。
ウルリカを演じるコルネッティ。第1幕2場のみの登場とは思えない、圧倒的な存在感。不気味な世界も崇高な芸術で表現します。
コケティッシュなオスカル役の市原さんも大奮闘。小さな身体で大きな存在感。

マエストロ・ノセダも、終演後舞台裏で「今日の公演は、すべて上手くいった!」と満足げでした。

終演後にシャンパンで乾杯 
終演後にシャンパンで乾杯!

ヴァルガスと市原愛
ステージを降りてからも、リッカルドとオスカルのように仲の良いヴァルガスと市原愛。

「仮面舞踏会」の衣裳に身を包んだ出演者たち
「仮面舞踏会」の衣裳に身を包んだ出演者たち。

「トスカ」公演に向けて舞台を転換
公演が終わるとすぐに次の「トスカ」公演に向けて舞台を転換。
トスカの舞台で記念撮影をする日本とイタリアの大道具のスタッフたち。


Twitterもチェック! #RegioJapanTour

≪トリノ王立歌劇場 2013年日本公演≫

<「仮面舞踏会」より>
 ⇒ 公演詳細:https://www.japanarts.co.jp/torino_2013/index.html
 [公演日程] 会場:東京文化会館
 《仮面舞踏会》
 □12月1日(日) 15:00【終了】
 □12月4日(水) 18:30
 □12月7日(土) 15:00

 《トスカ》
 □11月29日(金) 18:30 【終了】
 □12月2日(月) 15:00
 □12月5日(木) 18:30
 □12月8日(日) 15:00

 《特別コンサート“レクイエム”》
 □11月30日(土) 14:00 サントリーホール 【終了】

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