2023/8/22
ニュース
舘野泉 セヴラック音楽祭2023に出演!
〇夏の音楽祭〇 セヴラック音楽祭2023
<本番風景>
8月4日(金)ピアニスト舘野泉が、南フランスのサン=フェリクス・ロラゲにて”コロナ”から5年ぶりに開催された「セヴラック音楽祭」に参加 (21:00開演) しました。
<La cour du château de 外観景>
リサイタルの会場となったLa cour du château de Saint-Félix-Lauragais は、13世紀に建てられた古城。当日は80席ほどの座席が満席となり23:00過ぎまで賑わいました。
<音楽監督のジャン=ジャック・クバイネと>
演奏の冒頭には、音楽祭の音楽監督ジャン=ジャック・クバイネ氏より、舘野泉とセヴラック音楽祭との長年にわたる深い関わりとその友情に感謝する言葉がエピソードとともに語られ、記録映像も紹介されました。
演奏曲は、
セヴラック:「大地の歌」(光永浩一郎編曲)より
序曲 耕作 間奏曲 雹 ※「大地の歌」は詩の朗読つき
バッハ=ブラームス:シャコンヌ
スクリャービン:前奏曲と夜想曲
光永浩一郎:サムライ(舘野泉に捧げる)
「5年ぶりに音楽祭が行われて、私もこうして参加してセヴラックの作品を演奏できたことは本当に嬉しく、そして感慨深いものがあります。
ほとんど毎夏マリアと一緒におとずれたセヴラック音楽祭との20年以上にわたる交流は、どの場面も鮮やかな記憶の中にあります。はじめてここ(サン=フェリクス・ロラゲ)を訪れた時のことも昨日のことのように思い出すことができます。そしてそれは、懐かしく振り返るというのではなく、たとえば、浦島太郎のようである――といえるのかもしれません。
マリアへの追悼に深く感謝しています。」
舘野泉/公演後のコメント
<セヴラックの家系を継ぐ、ブラック・べレール親子と>
サン=フェリクス・ロラゲの名誉市民でもある舘野泉。仲睦まじい夫婦の姿は音楽祭の名物であり、市民に愛されていたご夫妻。このコンサートの副題には、今年3月に急逝されたマリア夫人を偲んで「In memoriam Marja Holopainen – Tateno」と書かれてあり、音楽祭関係者も聴衆も共に追悼の思いを胸にしました。
<当日配布されたパンフレット>
演奏を終えると、会場は心と心をつなぐあたたかい拍手に包まれました。
<拍手をうける舘野泉>
《公演情報》
素晴らしい仲間たちと一緒に
米寿記念演奏会 舘野泉 バースデー・コンサート
日時:2023年11月10日(金) 14:00
会場:東京オペラシティ コンサートホール
https://www.japanarts.co.jp/concert/p2034/
◆舘野泉のアーティストページはこちらから
⇒ https://www.japanarts.co.jp/artist/izumitateno/