2014/2/13
ニュース
“ザ・フィルハーモニクス” クラリネット奏者ダニエル・オッテンザマーのインタビュー
父、弟、自身もクラリネット奏者という名門音楽一家に育ち、ウィーン・フィルのサッカーチームではゴール・キーパーとして活躍するダニエル・オッテンザマー。
今回、親子トリオの公演で東京を訪れ、リハーサル前にお会いしました。 ネイビーのセーターとダーク・デニム ジーンズ姿のリラックスした表情のダニエルさん。長身でスラリと脚が長く、身のこなしも軽やかです。
―6月は、日本における初ツアーとなりますね。 ダニエルさんご自身は、何を最も期待されていますか? 僕たちのステージを、ただ聴いて、観て、お客様自身で楽しんでほしいです。 年明けから、ミュンヘン、ベルリン、シュトゥットガルト、ハンブルクでコンサートをしたけれど、演奏を聴いたお客様が、ワ~と叫んだり、足踏みしたり、楽しそうに笑ったり、とにかく大盛り上がりなのです!「ザ・フィルハーモニクス」のライブ・パフォーマンスに来てくれる日本のお客さまたちは、どんな反応をしてくれるだろうか・・・。今からワクワクしています! ―そんなにも客席が熱狂するアンサンブルの裏側には、どの様な秘密があるのでしょうか? 「ザ・フィルハーモニクス」のメンバーは、ウィーン・フィル、ベルリン・フィルの奏者、そしてヤーノシュカ兄弟で構成するクラシック音楽の演奏家。 僕たちは、クラシック音楽を基本にジャズや民俗音楽など、多彩な要素を組み入れて演奏します。それぞれのメンバーが異なるルーツを持っているので、ヴァラエティに富んだ特別な音楽を生み出せるのだと思います。コヴァーチとヤーノシュカ兄弟はスロヴァキア出身、僕は僕はハンガリーとオーストリアのハーフ。フェヒナーはドイツ人だから全然違う文化を持っているし、コンツはオーストリア出身。多様な僕たち自身だからこそ、音楽表現も広がり、何倍にも膨らんで、聴いたことのない音楽をお届けできるのです。
日本のお客様へ、一言メッセージをお願いします。
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ウィーン・フィル公認の“7人のヴィルトゥオーゾたち”
ザ・フィルハーモニクス
2014年06月20日(金) 19時開演 東京芸術劇場 コンサートホール