2024/6/4
ニュース
【RMF&山田和樹グローバルプロジェクト】モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団日本公演 アシスタント指揮者レポート
♪♪♪
今回のモンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団日本公演では<RMF & 山田和樹 グローバル プロジェクト>の一環として、ヘルシンキで研鑽を積む岡本陸さんが、アシスタント指揮者として帯同します。5月9日から始まる現地リハーサル、日本ツアーの様子などを、随時レポートしていただくことになりました。日本公演への期待が高まる中、こちらもお楽しみください。
♪♪♪
アーカイブ記事
現地リハーサル編
レポート①:モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団があるモナコ公国へ!
今日は移動だけの日です。
ヘルシンキからアムステルダム経由でニースへ、ニースからモナコへは車で向かうという旅程でした。
早速ヘルシンキ→アムステルダム便(KL1252)が1時間遅れ?
結局予定していたアムステルダム→ニース便には乗れずでしたが、 幸いその日のうちにもう一便アムステルダム→ニース便があり、無事振り替えてもらうことができました。
機内からは素敵な日没を見ることができました!
ロストバゲージもなく、こぢんまりしたニース空港へ到着したのは23時前。
ホテルへ到着後、1日目のレポートをまとめてメールで送信しようとしたのですが、 街?全体の電波が故障している?そうで、携帯もWi-Fiも繋がらず… すぐに寝ることにしました?
いろいろなことが起こりそうな、ワクワク旅の始まりです。
2024年5月7日 岡本 陸
現地リハーサル編
レポート②:オフの日 in モナコ公国
今日は一日オフです。
午前は明日からのリハーサルの準備をして、午後は折角モナコに来たのでモナコ国内を観光することに!
街に出てみるとあまりの美しさに心を奪われました。 真っ青な地中海、美しい建物の数々。数歩歩いては立ち止まってシャッターを押したくなります。
街中は今月末に行われるF1モナコグランプリ一色!
至る所にF1グッズショップもありました。
その後大公宮殿、大聖堂も見学しました。 これらは崖の上にあり、モナコ国内全体を一望することができました。
絶景! この滞在中に夜景も見に行きたいと思います。
明日からはいよいよリハーサル、とっても楽しみです!
2024年5月8日 岡本 陸
現地リハーサル編
レポート③
今日はいよいよリハーサルです。
胸を高鳴らせて会場へ!
今日のリハーサルは、東京・京都・横浜で演奏されるサン=サーンス作曲、交響曲第3番「オルガン付き」。
山田マエストロがオーケストラへ向けて一言おっしゃると、一気にオーケストラから香りが漂い、色彩感に溢れます。
まさにマジックが目の前で行われているような濃密なリハーサルで、あっという間に時間が過ぎていきました。
山田和樹さんとお話するのは今日が初めてでしたが、温かく迎えてくださり、初日から沢山のことを教えていただきました。
リハーサル後に一緒に写真を撮っていただきました!
私が持っているのは今回の演目のスコアではなく?、ショーソンの交響曲のスコアです!
プレゼントにと山田さんがくださいました。いつか演奏する日を夢見てこれから勉強してみたいと思います。宝物です! 本当に素敵なご縁に心から感謝しています。
2024年5月9日 岡本 陸
現地リハーサル編
レポート④
リハーサル2日目です!
午前はベルリオーズ作曲の幻想交響曲です。
昨日ご紹介した「オルガン付き」と共にフランス音楽を代表する交響曲です。
「オルガン付き」では19・20世紀に思いを馳せるような、どこか懐かしく尊い瞬間が沢山ありましたが、幻想交響曲では一転して舞台上で迸る圧倒的な熱量を直に感じています。
日本公演ではきっと満席のお客さまとの相乗効果で、とてつもなく情熱的でアブノーマルな音楽がホールに響くのだろうと思います!
午後からはピアニストの藤田真央くんの登場、ラヴェルのピアノ協奏曲のリハーサルです。
真央くんとは東京音楽大学の同級生です!
入学式で宣誓・答辞をそれぞれさせていただくことになり、その事前練習で初めてお会いしたのですが、そのオーラと非常に音楽的なお話のされ方に圧倒されたことを今も鮮明に覚えています・・・
真央くんのピアノの音色は艶やかで、色鮮やかで繊細です。
1・3楽章のモンテカルロ・フィルの色彩感とのコラボレーションも素敵ですが、なんといっても2楽章。
このまま時が止まってほしいと思うような、本当に美しい時間がゆったりと流れています。
リハーサル後はマエストロのご自宅で、真央くんの特製お料理と共に素敵な時間を過ごしました!
麻婆茄子、絶品でした!!
天才はどんなこともできるのですね・・・
山田マエストロから今日も沢山のことを教えていただきました。
音楽、指揮、人生、世界、社会・・・
非常に多岐に渡りますが一つ一つがかけがえのない宝物です。
明日のリハーサル後、日本ツアーの前にシカゴ交響楽団に客演されます。
本当にご多忙な中、なんて気さくで温かい方なのでしょう・・・
2024年5月10日 岡本 陸
現地リハーサル編
レポート⑤
早いものでリハーサル最終日!
午前はドビュッシー作曲の「牧神の午後への前奏曲」、ベートーヴェン作曲「コリオラン」序曲のリハーサルです。
「コリオラン」では大変恐れ多くも、はじめの通し演奏を指揮させていただきました。
冒頭から、歴史ある、深く重厚なサウンドに圧倒されました。
昨日マエストロから、とにかく20代はどんなことも経験してみること、経験に勝るものはないよとお話をいただいたのですが、いきなりこれ以上ない経験をさせていただき、感無量です。
このかけがえのない経験を糧に、必ずいい指揮者にならなければと強く感じております。
オーケストラの皆さんも本当に温かく、そして熱く演奏してくださいました。感謝の気持ちでいっぱいです。
午後は藤田真央さんが参加されてベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番のリハーサル。
重厚な中にも躍動感があり、そして真央くんと山田和樹さん×モンテカルロフィルならではの色、光があり、昨日ご紹介したラヴェルに負けず劣らず非常に素晴らしいです。
今回のツアーには、日本から千葉水晶(ちばみずき)さんと福田廉之介(ふくだれんのすけ)さんが、ヴァイオリン奏者として参加されます。
水晶さんとは今回はじめましてでしたが、優しい先輩ですぐに仲良くなれました!
過去にブリュッセルにご留学されていて、海外生活の話を沢山させていただきました。
廉くんは昔からのお付き合いでなんと13年ぶりの再会!
電話をしたりはしていましたが、次に会うのがまさかモナコだとは… 感慨深いです。
折角なのでスリーショットを!(左:福田さん、中央:千葉さん)
2024年5月11日 岡本 陸
現地リハーサル編
レポート⑥
モナコ滞在最終日。
モナコからニースを経てヘルシンキへ。
ニース空港にて沢山の美しい思い出に浸りながらこのレポートを書いています。
3日間のリハーサルは、どのコマも時間いっぱいまで、綿密に行われました。
しかしリハーサル中、常に笑いが絶えないのです。
素晴らしいソロがあれば自然と拍手が沸き起こります。
オーケストラが持つラテン気質と、山田和樹さんのお人柄があってのことだと思います。
山田さんの厳しくもユーモアある一言一言で、音楽がどんどん色付いていきました。
オーケストラの皆さんが山田さんのことをどれほどリスペクトし、信頼し、敬愛しているか、共に歩まれてきた8年の歳月がいかに濃密で充実したものだったのか、を感じることができました。
リハーサルの様子です!
普段オーケストラが使っているホールは、モナコ・ヒストリック・グランプリの影響で使用できず、いつものリハーサルとは違うホールのようです。
このホールは地下5階にあり、なんと海の中だそうです!土地が少ないモナコならではですね。
ここまでお読みくださった皆さま、本当にありがとうございました!
本番でどれだけ音楽が羽ばたくか、今から一つ一つの演奏会が楽しみでなりません。
たくさんのお客さまと会場でお会いできますこと、心待ちにしております。
2024年5月12日 岡本 陸
日本ツアー編
レポート①:日本ツアースタート!
ついにモンテカルロ・フィル日本ツアーがスタートです!
オーケストラのメンバーは23日に到着し、24日は関西にてオフ。
それぞれ京都や大阪城、海遊館など関西を満喫されたようです!!
ゲネプロもみっちり行われ、準備万端で迎えた演奏会。
私は舞台袖で山田マエストロの指揮を見ながら聴かせていただきました。
コリオラン序曲はリハーサルより一段と濃く重厚な出だしで始まり、一気に満席のお客様とオーケストラが一体になったように感じました。
続いては藤田真央くんを迎えてのベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番。真央くんの繊細でありながらも情熱的な第1楽章カデンツァをオーケストラが神秘的に引き継ぎ、圧倒的なクライマックスを形成…
そこからの真央くんこだわりの第2楽章の美しさたるや…
そしてメインの幻想交響曲。
第1楽章から最終第5楽章まで一つの大きな絵巻物のように、壮大に描かれました。
モナコでも猛烈に感じた熱量が更に増し、完全燃焼の圧巻の演奏でした!
終演後…
山田マエストロ、オーケストラの皆さんが舞台袖に下がられた後もお客様の温かいスタンディングオベーションが鳴り止まず。
マエストロ、ほぼ全員のオーケストラのメンバーが舞台に再登場。
沢山の拍手、そしてブラボー。本当に感動的な瞬間でした。
下手袖からの様子です!
終演後何名かのメンバーとも話をしましたが、こんなにも鳴り止まない拍手をいただいたことは初めてだと皆さん感激されていました。
明日の千葉公演も益々楽しみです!
会場でお会いできますこと、心より楽しみにしております。
2024年5月25日 岡本 陸
日本ツアー編
レポート②:大成功の理由
ツアー2日目・3日目も兵庫公演と同じくベートーヴェン&ベルリオーズのプログラムでした。
2日目は都内からバスで片道2時間ほどかけて千葉県南総文化ホールへ!
兵庫公演に続いてスタンディングオベーションの熱狂ぶり!
私もこの日の後半のベルリオーズは客席で聴かせていただき、山田マエストロ×モンテカルロフィルならでは阿吽の呼吸、そして万華鏡のように移り変わるカラフルな音色を楽しませていただきました。
3日目は東京・サントリーホール。
前半のベートーヴェンを聴ける公演は名残惜しくもこの日が最後。
協奏曲ではついに真央くんの矢代秋雄版カデンツァが解禁!
全曲通してまさに集大成、圧巻でした。
演奏後、マエストロは真央くんへ「歴史に残るベートーヴェンでした」と声をかけられていました。
後半のベルリオーズはマエストロのお姿が映ったモニター越しで聴かせていただいていました。演奏後すぐにその場から動けないくらい圧巻の演奏でした。前半に続き特別な瞬間に立ち会わせていただいたのだなとしみじみと感じました。
この日も拍手が鳴り止まず、マエストロ・オーケストラの皆さんが再度舞台へ!その美しい光景に、オーケストラの皆さんも大変感動されていました。
そんなサントリーホール公演が大成功で終わったのには実は理由があります!
千葉公演の後に、マエストロ主催の鮪パーティーが行われていました!
鮪解体ショーはオーケストラの皆さんも興味津々で撮影されていました!
ビールで乾杯し、美味しいお魚に舌鼓を打ち、より絆が深まったように感じます。
2024年5月28日 岡本 陸
日本ツアー編
レポート③:サプライズアンコール
東京公演2日目、オールフレンチプログラムの初日!
その中でも最注目は藤田真央くんのラヴェル、ピアノ協奏曲の初披露だったのではないでしょうか?
昨日までの重厚感溢れるベートーヴェンと打って変わり、煌びやかに、そして躍動感に溢れあっという間に終わってしまいました!
途中山田さんは指揮台を下りて指揮されるところもあり!オーケストラもノリノリでまさに“ライブ”でした。
そしてソリストアンコールはなんとマエストロとの連弾!昨日のベートーヴェンのカデンツァからの繋がりで、矢代秋雄「夢の舟」でした。
この連弾はオーケストラの皆さんにとってもサプライズで、大盛り上がりでした!
メインのオルガン付き。独特の緊張感の中スタートしました。1楽章後半では室住素子さんによるオルガンが加わり、会場が祈りに包まれました。リハーサルではマエストロから室住さんへ「地中海のあたたかさ」をリクエストされていたのが印象的です。
曲終わり、マエストロがタクトを下ろされるまでの余韻も本当に美しかったです。
この日も温かいスタンディングオベーション!
オーケストラの皆さんも連日の拍手喝采に毎日感激されています!
終演後にはモナコ大使館主催のレセプションがあり、私も恐れ多くも参加させていただきました。
山田さんはまさにモナコと日本の架け橋となられているのだなと感じました。
あらためてこのような貴重な経験をさせていただけることに心より感謝です。
必ず糧として、成長して参りたいと思います!
2024年5月30日 岡本 陸
日本ツアー編
レポート④:世界の・・・
29日は東京で一日オフ。
マエストロは朝から取材、番組収録と大忙しとのこと。
どうしてあんなにもお元気なのでしょうか!
オーケストラの皆さんは東京を満喫されたそうです。
やはり浅草はほとんどの皆さんが訪れていました!
夜は集合して総勢約100名ほどで夕ご飯を共にしました!
丁度お誕生日を迎えられたMilena(モンテカルロ・フィル ヴァイオリン奏者)のお祝いもでき、素敵なひとときでした!
翌日30日は名古屋へ移動!
皆さん新幹線に興味津々でした!
プレトークでは山田和樹さんに代わりサプライズで藤田真央くんが登場!
今回のツアーで唯一、ドビュッシー、ラヴェル、ベルリオーズの組み合わせで行われた演奏会。本日も大盛り上がり。
ベルリオーズでは今までの3公演では全く聴かれなかったマエストロからの新しい仕掛けが沢山あり、スリル満点の圧巻の演奏でした。
終演後は“世界の山田マエストロ”のご馳走で“世界の山ちゃん”へ!
真央くんに加え、名古屋でリハーサルをされていて演奏会を聴きに来てくださっていた指揮者の川瀬賢太郎マエストロも合流してくださり、
楽しい名古屋の夜を過ごしました!
2024年5月30日 岡本 陸
日本ツアー編
レポート⑤:黄金の光
本日は京都公演!
この日はロームシアター京都での演奏会。RMF(ローム ミュージック ファンデーション)&山田和樹 グローバル プロジェクトの活動報告として、プレトークに出演させていただきました。
改めてこの素晴らしい経験に感謝いたします。
牧神の午後への前奏曲ではモンテカルロフィルならではの優しく美しいハーモニーを聴くことができました。
ラヴェルのピアノ協奏曲もまさに圧巻!日に日に輝きが増していっているように思います!
長いツアーで流石の真央くんもお疲れが出る頃かと思うのですが、連日驚異的なパフォーマンスが続いています。
オルガン付きは、会場ごとに楽器が違うので、マエストロとオルガン・室住さんの間で入念に響きの打ち合わせが行われています。
1楽章途中で初めてオルガンが出てくるところはいつも特に入念に詰められていて、この日も本当に美しい瞬間が訪れました。
2楽章も曲全体が眩い黄金の光が放たれているように感じました。凄まじい演奏でした。
明日はついに千秋楽…
ツアーが終わってしまうのが残念でなりませんが、どんな演奏を聴かせていただくことができるのか楽しみでもあります!
会場でお会いできることを楽しみにしております。
2024年5月31日 岡本 陸
日本ツアー編
レポート⑥:ツアー千秋楽!
ついにツアー最終日!横浜公演です。
すっかり仲良くなったオーケストラの皆さんのお背中にどこかさびしさを感じます。
リハーサルの前には皆でツアーの成功をお祝いしました。
これで最後かと思うとウルっとくるものがあります。
最終公演へ向け、ギリギリまでリハーサルをされるマエストロと真央くんです。
いよいよ開演。
ドビュッシー、ラヴェルと今までのたくさんの美しい思い出に浸りながら聴かせていただいていました。
メインのサン=サーンス。
オーケストラの入場が終わりいつも通りマエストロの楽屋の前で待機。
マエストロが楽屋から出てこられると
「陸くん、シュレーカー(アンコール1曲目予定曲/シュレーカー:舞踏曲「ロココ」より第3曲マドリガル)暗譜で振れる?」
と!
そのまま舞台に出ていかれたので、大急ぎでシャツにアイロンを当て(笑)、シュレーカーの譜面に目を通しました。
これまでマエストロのご厚意でゲネプロでベートーヴェン、ベルリオーズ、サン=サーンスを指揮させていただいていたのですが、シュレーカーは人生過去一度も指揮したことがありません!
その上マエストロは譜面台を置かずに指揮されているので、自動的にアンコールも暗譜ということになりますし、オーケストラの皆さんは打ち合わせどころか私が指揮させていただくことになったことすらご存知でないのです(笑)
そして何よりツアーの千秋楽、2000人満席のお客様!
サン=サーンスが終わり、マエストロが私のことをご紹介くださっていざ舞台へ。
サプライズにもかかわらず、オーケストラもお客様も本当に温かい拍手と笑顔で舞台に迎え入れてくださったこと、一生忘れることはありません。
演奏中はとにかく感謝の気持ちと幸福感で満たされていました。
世界で最も幸せな人間だと心の底から感じていました。
こんなにも素敵な経験をさせてくださった山田和樹マエストロ、モンテカルロ・フィルの皆さん、舞台裏でサポートしてくださったスタッフの皆さん、ご支援くださったロームミュージックファンデーションの皆さん、そして満席のお客様に心より感謝申し上げます。
2024年6月1日 岡本 陸
日本ツアー編
レポート⑦:お別れの日
ついにオーケストラの皆さんとお別れの日です。
羽田空港からオーケストラの皆さんはニースへ、私はヘルシンキに戻ります。
一生忘れることがないであろう素晴らしい出会いであったが故に、別れるのは大変辛く寂しいです。
何より皆さんお元気でいてほしいです。
新たに夢ができました。
必ず将来山田和樹マエストロのような素敵な指揮者になって、モンテカルロ・フィルに指揮者として戻りたいと思います。
今回本当に多くの方の支えがあり、かけがえのない経験をさせていただきました。
必ず恩返ししなければならないと感じています。
きっとこれから沢山の壁や困難が待ち受けていることと思いますが、その度にこの美しい思い出を思い出して、強く乗り越えていきたいと思います!
ここまで拙文をお読みくださった皆さま、本当にありがとうございました。
感謝の気持ちと共に、これからも精進を続けて参ります。
2024年6月2日 岡本 陸