2024/11/18

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【速報】チェリスト北村陽 第1位!パブロ・カザルス国際賞

2024年11月16日深夜(日本時間) スペインのタラゴナ、アル・バンドレイで開催されたパブロ・カザルス国際賞(Pablo Casals International Award)で、弊社所属のチェリスト、北村陽(きたむら・よう/20歳)が見事に第1位を受賞しました!(アルネ・ツェラー(ドイツ)とともに1位を受賞)

パブロ・カザルス国際賞(Pablo Casals International Award)は、パブロ・カザルス財団主催で、2018年から2年に一度、カザルスの故郷スペイン、カタルーニャ地方のアル・バンドレイで開催されている国際コンクールです。当初は奨学金の賞でしたが、後に国際コンクールとなり、 1984年から40年の歴史があります。

北村陽は、兵庫県出身、2004年生まれの20歳。堤剛、山崎伸子各氏に師事。2024年9月にエネスク国際コンクール チェロ部門で日本人初の優勝を果たし注目を集めました。これまでに2017年若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクール優勝、2022年ハチャトゥリアン国際コンクール第2位入賞。2023年にはヨハネス・ブラームス国際コンクール、日本音楽コンクールチェロ部門優勝と快挙が続いています。桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコースに在籍し、2023年よりベルリン芸術大学にてイェンス=ペーター・マインツ氏に師事しています。

ファイナルではバッハの無伴奏チェロ組曲第3番よりプレリュード、サラバンド、ジーグと チャイコフスキーのロココの主題による変奏曲を演奏し、その豊かな音楽性と将来性が高く評価されました。(使用楽器は上野製薬株式会社より貸与された1668年製カッシーニ)

<北村陽 コメント>

カザルスが生まれたカタルーニャの地で、このような賞を頂いたことを心から感謝いたします。故郷への愛と平和への願いを込めて生き抜いたカザルスを音楽家としてはもちろん、精神の自由を求め続けた一人の人間として心から尊敬しています。幼いころに祖父と毎日のように聴いた無伴奏チェロ組曲は、私の原点となっています。私は音楽で世界を平和にするという夢があります。その偉大なる精神に一歩でも近づけるよう、これからも精進していきたいと思います。

北村陽の今後の活躍に、ぜひご注目くださいますようお願い申し上げます。

◇パブロ・カザルス国際チェロコンクール
 ⇒ https://www.paucasals.org/en/
◇北村陽 写真・プロフィール
 ⇒ https://www.japanarts.co.jp/artist/yokitamura/

なお、日本での公演は、12月11日(水)Hakuju Hallでのリサイタルを予定しています。 ベートーヴェンのソナタ第4番、ブラームスのソナタ第2番 、ヤナーチェクのおとぎ話、 そしてショスタコーヴィチのチェロ・ソナタといったプログラミングにて、北村陽の等身大の演奏にご期待ください。

【公演概要】
<プラチナ・コンサート・シリーズ Vol.16>
20歳、飛翔する大器。
“北村 陽の今”を聴く!
北村陽 チェロ・リサイタル
日時:2024年12月11日(水) 19:00
会場:Hakuju Hall
https://www.japanarts.co.jp/concert/p2105/

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