感動の演奏会 [金子三勇士 ハンガリー旅レポート]

　マエストロ小林研一郎指揮、ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団と国立合唱団のコンサート。はじめに司会者による、マエストロへのお祝いメッセージと満員のお客さんからの鳴り止まない拍手。すでにホール内の空気はなにか特別な物になっていました。
　そしていよいよ演奏。マーラーの交響曲第2番「復活」は休憩なしといった一時間半以上の大作ですが、最後の最後まで続いたオーケストラ、合唱、声楽のソリスト達の集中力とマエストロのパワーに圧倒されました。一音一音を通して伝わってくるエネルギーがあまりにも衝撃的で、曲が終わってからも数秒間拍手が出来ませんでした。まるでホール全体をマーラーの魂、もしくはそれ以上の何かが包み込んでくれたかのような印象でした。
リニューアルしたリスト音楽院ホールも昔と同じ最高の響きで、その響きの懐かしさとこの感動的な演奏で思わず涙が出てしまいました。

　最後、ハンガリーでは珍しいスタンディングオーヴェーションもこの夜の凄さを物語っていました。
ブラボーでした！

スタンディングオーヴェーション

終演後、マエストロの楽屋は大混雑

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輝く真珠！ ドナウの名門
ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団

[公演日程]
6月23日(月) 19:00　サントリーホール
指揮：ゾルタン・コチシュ　ピアノ：金子三勇士
6月26日(木) 19:00　サントリーホール
指揮：小林研一郎　ヴァイオリン：千住真理子

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