国際音楽祭NIPPON

国際音楽祭NIPPON

国際音楽祭NIPPON
©Akihiro Ito

1990年に史上最年少でチャイコフスキー国際コンクール優勝。 翌年ニューヨークへ留学。
ボストン響、ニューヨーク・フィル、フィラデルフィア管、ベルリン・フィル等数々のオーケストラと共演。
2007年にペーター・エトヴェシュ作曲の新作ヴァイオリン協奏曲《セブン》を、ピエール・ブーレーズ指揮ルツェルン・フェスティバル・アカデミー管と世界初演、その後エトヴェシュ指揮N響と日本初演し、続いて世界各地でも初演した。
2012年にはエリーザベト王妃国際コンクールのヴァイオリン部門で審査員を務めたほか、同年から「国際音楽祭NIPPON」を企画し、芸術監督を務めている。
桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコース修了。
文化庁芸術家在外派遣研修生としてジュリアード音楽院本科及びコロンビア大学に学んだ後、同音楽院修士課程修了。
ベルリン芸術大学でも学んだ。
使用楽器は、日本音楽財団より貸与された1714年製作のストラディヴァリウス「ドルフィン」。

芸術監督・諏訪内 晶子の本音楽祭への思い

音楽の未来へ 〜夢を紡いでいきたい〜

2012年からはじまった国際音楽祭NIPPONが、第5回目の開催を迎えますことを大変光栄に思います。
本音楽祭の4つの柱は、「トップ・クオリティ」「イントロダクション・エデュケーション」「コラボレーション with アート」「チャリティ・ハート」です。
1990年のチャイコフスキー国際コンクール優勝以来、素晴らしい演奏家の方々との出会いが多くありました。
今回は、東京・名古屋・久慈で開催し、同コンクールにゆかりのある音楽家を招いて、室内楽の演奏にも取り組みます。
また、イギリスを拠点とし、著名なアーティストやオーケストラへの作品を数多く手がける、若手作曲家の藤倉大氏へ新曲委嘱を行い、世界初演を行います。そのほかにも教育プログラムや他ジャンルとのコラボレーションなど、これまで同様に様々なプロジェクトにも取り組みます。
この音楽祭を通して、これまで歩んできた道のりの中で、私自身が培った経験や知識を多くの方々と共有し、芸術・音楽文化の一助となることを願っております。
今回も国際音楽祭NIPPONにどうぞご期待ください。 国際音楽祭NIPPON 国際音楽祭NIPPON