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出演者

  • 国際音楽祭NIPPON
    芸術監督
    ヴァイオリン

    諏訪内晶子Akiko Suwanai

  • ピアノ

    ニコラ・
    アンゲリッシュNicolas Angelich

  • ヴァイオリン

    スヴェトリン・
    ルセフSvetlin Roussev

  • チェロ

    アンリ・
    ドゥマルケットHenri Demarquette

  • ピアノ

    マルクス・
    グローMarkus Groh

  • ワシントン・ナショナル
    交響楽団音楽監督
    指揮

    ジャナンドレア・
    ノセダGianandrea Noseda

  • ヴィオラ

    佐々木亮Ryo Sasaki

  • オーケストラ

    ワシントン・
    ナショナル
    交響楽団National Symphony
    Orchestra

  • ヴァイオリン

    成田達輝Tatsuki Narita

  • ヴィオラ

    鈴木康浩Yasuhiro Suzuki

  • ヴィオラ

    有田朋央Tomohiro Arita

  • チェロ

    上野通明Michiaki Ueno

  • コントラバス

    池松 宏Hiroshi Ikematsu

  • オーボエ

    吉井瑞穂Mizuho Yoshii

  • クラリネット

    金子 平Taira Kaneko

  • ファゴット

    小山莉絵Rie Koyama

  • ホルン

    日高 剛Takeshi Hidaka

  • ピアノ

    阪田知樹Tomoki Sakata

  • ピアノ

    菊池洋子Yoko Kikuchi

諏訪内晶子(国際音楽祭NIPPON 芸術監督 / ヴァイオリン)

 1990年史上最年少でチャイコフスキー国際コンクール優勝。これまでに小澤征爾、マゼール、デュトワ、サヴァリッシュ、ゲルギエフらの指揮で、ボストン響、フィラデルフィア管、パリ管、ロンドン響、ベルリン・フィルなど国内外の主要オーケストラと共演。BBCプロムス、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン、ルツェルンなどの国際音楽祭にも多数出演。
 近年ではゲルギエフ指揮ロンドン響とのツアー、パリ管とのヨーロッパおよび日本ツアー、チェコ・フィルとの中国ツアーを行い、オスロ・フィル、バンベルク響、デトロイト響、トゥールーズ・キャピトル管とも共演。
 現代作曲家作品の紹介も積極的に行い、これまでにエサ=ペッカ・サロネン作曲「ヴァイオリン協奏曲」の日本初演(2013)、エリック・タンギ作曲「In a Dream」の世界初演およびフランス初演(2013)、キャロル・ベッファ作曲「ヴァイオリン協奏曲-A Floating World-」の世界初演(2014)などに取り組んでいる。
 2012年、2015年、エリーザベト王妃国際コンクール、2018年ロンティボー国際コンクール、2019年チャイコフスキー国際コンクールヴァイオリン部門審査員。2012年より「国際音楽祭NIPPON」を企画制作し、同音楽祭の芸術監督を務めている。
 レコーディングでは、デッカ・ミュージック・グループとインターナショナル・アーティストとして専属契約を結んでおり、最新作「フランク&R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ 他」を含む14枚のCDをリリースしている。
 桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコース修了。文化庁芸術家在外派遣研修生としてジュリアード音楽院本科及びコロンビア大学に学んだ後、同音楽院修士課程修了。国立ベルリン芸術大学でも学んだ。
 使用楽器は、日本音楽財団より貸与された1714年製作のストラディヴァリウス「ドルフィン」。

ニコラ・アンゲリッシュ(ピアノ)

 1970年、アメリカ生まれ。パリ音楽院でアルド・チッコリーニやミシェル・ベロフらに師事し、1989年カサドシュ国際コンクール第2位、1994年ジーナ・バッカウアー国際コンクールで第1位を獲得。 2003年にクルト・マズア指揮ニューヨーク・フィルとオーケストラデビュー後は、ウラディーミル・ユロフスキー、マルク・ミンコフスキ、P.ヤルヴィ、ロシア国立管弦楽団、フランス国立管弦楽団、フランクフルト放送交響楽団など世界的指揮者やオーケストラと共演を重ねた。 ルノー&ゴーティエ・カピュソンと録音した「ブラームス:ピアノ三重奏曲第1番」は、ドイツのレコード批評家賞を受賞した。

スヴェトリン・ルセフ(ヴァイオリン)

 ブルガリア生まれ。第1回仙台国際音楽コンクール優勝、 第5回インディアナポリス国際ヴァイオリンコンクール及び1999年ロン=ティボー国際コンクールで入賞。スイス・ロマンド管弦楽団のコンサートマスターのほか、ソフィア・フィルハーモニー管弦楽団の芸術監督兼アーティスト・イン・レジデンスを務める。ジュネーブ高等音楽院教授。揺るぎないテクニックと豊かな表現力が絶賛される実力派ヴァイオリニスト。チョン・ミョンフン、ユーディ・メニューインなどの指揮の下ソリストとして活動するほか、室内楽の分野でもジャン=マルク・ルイサダ、エリック・ル・サージュなどと共演し、世界各地で高い評価を得ている。

アンリ・ドゥマルケット(チェロ)

 1970年生まれ、パリ出身。13歳でパリ国立高等音楽院に入学し、ジャンドロン、フルニエ、トルトゥリエに師事。アメリカではシュタルケルに学ぶ。
 17歳の時にシャトレ座でリサイタル・デビュー。ロストロポーヴィチ国際チェロコンクールなど数々の入賞歴を持ち、現代音楽にも造詣が深い。ニュアンス豊かな表現力が魅力。エンゲラーとの仏音楽アルバムなどCD録音も多数。
 使用楽器はLVMH財団より貸与された1725年制作のストラディヴァリウス“le Vaslin”、使用弓は1820年製の “Persois”。

マルクス・グロー(ピアノ)

1995年エリザーベト王妃国際音楽コンクール優勝を皮切りに、フィラデルフィア管弦楽団、クリーヴランド管弦楽団、ニューヨーク・フィルハーモニック、サンフランシスコ交響楽団、ワシントン・ナショナル交響楽団、ロンドン交響楽団、バンベルク交響楽団、シュトゥットガルト放送交響楽団、ブダペスト祝祭管弦楽団、ハーグ・レジデント管弦楽団、スイス・ロマンド管弦楽団、サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団などの名立たる名門オーケストラと、イヴァン・フィッシャー、ネーメ・ヤルヴィ、ファビオ・ルイジ、ケント・ナガノ、ジョナサン・ノット、デイヴィット・ロバートソン等の指揮のもと共演を続けている。
 2006年にリリースされたリストの「ロ短調ソナタ」を収録したアルバムは、ザ・タイムズ紙で最高の評価を受け、グラモフォン誌そのほか主要な音楽雑誌でも絶賛された。現在ベルリンとニューヨークに在住。

ジャナンドレア・ノセダ
(ワシントン・ナショナル交響楽団音楽監督 / 指揮)

 ジャナンドレア・ノセダは、同世代の指揮者の中でもトップ・ランナーのひとりとして広く認められている。2017-2018シーズンから4年の任期で、 ワシントン・ナショナル響の第7代音楽監督に就任。その他、ロンドン響とイスラエル・フィルの首席客演指揮者、カダケス管の首席指揮者、イタリアのストレーザ音楽祭の芸術監督も務めるほか、2021-22シーズンよりチューリッヒ歌劇場の音楽総監督就任が決まっている。 世界の主要なオペラ・ハウス及びオーケストラで頻繁にゲスト出演し、その中にはクリーヴランド管、ミラノ・スカラ座、ミュンヘン・フィル、ニューヨーク・フィル、NHK交響楽団、サンタ・チェチーリア国立アカデミー管、フィラデルフィア管、ロイヤル・オペラ・ハウス、ウィーン交響楽団、チューリヒ・オペラが含まれる。メトロポリタン・オペラとは2002年から継続して関係を維持し、2016-2017シーズンには、大晦日のガラで初演されたグノーの「ロミオとジュリエット」の新プロダクションを指揮。 ミラノ生まれ。イタリア共和国功労勲章《カヴァリエーレ・ウッフィチャーレ》を授与されている。2015年ミュージカル・アメリカの「今年の指揮者」、2016年国際オペラ賞の「今年の指揮者」受賞。2016年12月には、ストックホルムでノーベル賞コンサートを指揮する名誉を受けた。

佐々木亮(ヴィオラ)

 NHK交響楽団首席奏者。東京藝術大学及びジュリアード音楽院卒業。安宅賞受賞。1991年、現音室内楽コンクール第1位、「朝日現音賞」受賞。92年、東京国際室内楽コンクール(民音)第2位、「ルフトハンザ賞」受賞。同年秋より、ニューヨークのジュリアード音楽院に奨学生として入学。アスペン音楽祭、マルボロ音楽祭に参加。卒業後、ソロ、室内楽奏者として全米各地にて活動。これまでに内田光子、ヒラリー・ハーン、ナージャ・サレルノ=ソネンバーグ、リン・ハレル等と共演。現在桐朋学園、洗足学園にて後進の指導にもあたっている。

ワシントン・ナショナル交響楽団

 1931年設立、首都ワシントンD.C.のケネディ・センターを拠点に活動するオーケストラ。室内楽リサイタル、コミュニティアウトリーチと教育、夏のウルフ・トラップ、ワシントンでのポップスコンサートなど、毎年約150のコンサートを行っている。大統領就任式や独立記念式典での演奏をはじめ、国民に最も愛されるオーケストラとして重要な役割を担ってきた。
ロストロポーヴィチ、スラットキン、エッシェンバッハが音楽監督を歴任、 2017/2018年シーズンからは第7代目、ジャナンドレア・ノセダがその任を務める。レパートリーの拡大や現代の作曲家たちのサポートに熱心に取り組み、米国初演や世界初演の作品をワシントンD. C. の聴衆に届け続けている。
教育プログラムにも力を注いでおり、NSOユース・フェローシップ・プログラムやサマー・ミュージック・インスティテュートには数多くの団員が参加し、選抜された才能ある若手の演奏家たちの教育及び指導にあたっている。

成田達輝(ヴァイオリン)

ロン=ティボー国際コンクール(2010)、エリザベート王妃国際音楽コンクール(2012)、仙台国際音楽コンクール(2013)でそれぞれ第2位受賞。著名指揮者および国内外のオーケストラと多数共演

鈴木康浩(ヴィオラ)

第7回全日本学生音楽コンクール東京大会高校の部第1位ほか受賞多数。読売日本交響楽団ソロ首席ヴィオラ奏者。サイトウ・キネン・フェスティバル、宮崎国際音楽祭など、多方面で活躍

有田朋央(ヴィオラ)

東京藝術大学卒業後、ベルリン・ハンスアイスラー音楽大学修士課程に在籍中。BBCプロムス、ヴェルビエ音楽祭、ルツェルン音楽祭、テレビ朝日『題名のない音楽会』等に出演。

上野通明(チェロ)

パラグアイ生まれ。13歳で第6回若い音楽家のためのチャイコフスキー国際音楽コンクールにて日本人初の優勝のほか受賞歴多数。国内外のオーケストラと多数共演。

池松宏(コントラバス)

NHK交響楽団首席、ニュージーランド交響楽団首席を経て、現在東京都交響楽団首席奏者。東京藝術大学教授、国立音楽大学客演教授。ソリストとして国内外のリサイタルへ多数出演。ソロCDアルバムを7枚リリース。

吉井瑞穂(オーボエ)

甘美な音色と豊かな音楽性で世界の聴衆を魅了するオーボエ奏者。カールスルーエ音楽大学を首席で卒業。アバドに認められ、2000年からマーラー室内管首席奏者を務めるほか、ソロや室内楽でも欧州および日本国内で演奏活動を行う。

金子平(クラリネット)

東京藝術大学を経て、リューベック国立音楽大学に留学。06年日本音楽コンクール第1位など受賞多数。バイエルン放送交響楽団、ミュンヘン室内管弦楽団などと共演。読売日本交響楽団首席奏者。

小山莉絵(ファゴット)

ドイツ・シュトゥットガルト生まれ。第62回ミュンヘン国際音楽コンクール、ファゴット部門で最高位ほか受賞多数。2015年よりパーヴォ・ヤルヴィ率いるドイツ・カンマーヒルハーモニー管弦楽団首席奏者。

日高剛(ホルン)

長崎大学経済学部を卒業後、東京藝術大学、オランダ・マーストリヒト音楽院にてホルンを学ぶ。現在、東京藝術大学准教授。国立音楽大学講師、名古屋音楽大学客員教授。日本センチュリー交響楽団首席客演奏者。

阪田知樹(ピアノ)

2016年フランツ・リスト国際ピアノコンクール(ハンガリー・ブダペスト)第1位ほか受賞多数。2018年、ドイツの名門ライプツィヒ・ゲヴァントハウスにてリサイタル・デビュー。世界各地で演奏を重ね、国際音楽祭への出演多数。

菊池洋子(ピアノ)

モーツァルト国際コンクールで日本人として初めて優勝。その後、ザルツブルク音楽祭のモーツァルト・マチネに出演するほか国内外で活躍。2009、2018年にモーツァルトのピアノ・ソナタ全曲演奏会を行い好評を得た。CDはエイベックスとオクタヴィアよりリリース。第17回出光音楽賞受賞。