マリインスキー 歌劇場管弦楽団
2019年12月5日(木) 19:00
チャイコフスキー:交響曲第1番 ト短調
Op. 13 「冬の日の幻想」
ロココの主題による変奏曲 イ長調 Op. 33
(チェロ:アレクサンドル・ブズロフ)
交響曲第6番 ロ短調 Op. 74 「悲愴」
2019年12月6日(金) 19:00
チャイコフスキー:交響曲第2番 ハ短調
Op. 17 「小ロシア」
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op. 35
(ヴァイオリン:五嶋龍)
交響曲第4番 ヘ短調 Op. 36
マリインスキー歌劇場管弦楽団出演者
- 指揮:ワレリー・ゲルギエフ
- 管弦楽:マリインスキー歌劇場管弦楽団
- チェロ:アレクサンドル・ブズロフ(12/5)
- ヴァイオリン:五嶋龍(12/6)
- ピアノ:セルゲイ・レドキン(12/7昼)、辻井伸行(12/7 昼)、藤田真央(12/7 夜)
プロフィール
芸術総監督、首席指揮者
ワレリー・ゲルギエフ
マリインスキー劇場芸術総監督、首席指揮者。ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者。チャイコフスキー国際コンクール組織委員会委員長。PMF芸術監督。
「白夜の星」音楽祭、ロッテルダム・ゲルギエフ音楽祭(オランダ)、モスクワ復活祭音楽祭などの音楽祭を創設し、芸術監督、音楽監督として活躍。
マリインスキー劇場において数多くの世界的な名歌手を育成し、音楽界に送り出してきた。その采配のもとで同劇場はオペラおよびバレエのレパートリーを大きく広げ、現在では18世紀から20世紀までのクラシックの傑作をはじめ、現代作曲家の作品にいたるまで、幅広いレパートリーを誇っている。
ゲルギエフは07年~15年までロンドン交響楽団の首席指揮者を務めたほか、近年は、メトロポリタン・オペラ、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ニューヨーク・フィルハーモニック、ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団、ミラノ・スカラ座管弦楽団などと共演している。
マリインスキー歌劇場管弦楽団
マリインスキー歌劇場管弦楽団は、18世紀のピョートル大帝在位中に創設され、以来ずっと、サンクトペテルブルグの地で、世界に名だたるマリインスキー劇場を拠点として活動している。これまでに数多くの世界的音楽家がこのオーケストラを指揮しており。ハンス・フォン・ビューロー、アルトゥール・ニキシュ、ウィレム・メンゲルベルク、オットー・クレンペラー、ブルーノ・ワルター、エーリヒ・クライバーやベルリオーズ、ワーグナー、マーラー、シェーンベルクなど、錚々たる顔ぶれが並んでいる。
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チェロ
アレクサンドル・ブズロフ
1983年モスクワ生まれ。モスクワ音楽院でナターリア・グートマン、ケルン音楽大学でフランツ・ヘルマーソンに師事。巨匠ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ、ダニール・シャフラン、バーナード グリーンハウスのマスタークラスを受ける。現在、演奏活動を行う傍らモスクワ音楽院にて後進の指導にあたっている。モスクワで行われ「New Names Foundationコンクール チェロ・室内楽の両部門でグランプリ、ミュンヘン国際音楽コンクール第2位、ジュネーヴ国際音楽コンクール・チェロ部門第2位、エマヌエル・フォイアマン・コンクール優勝・聴衆賞受賞、チャイコフスキー国際コンクール第2位・チャイコフスキー作品の演奏が最も優れていた奏者に贈られるMICEX賞・ヴィシネフスカヤ=ロストロポーヴィチ財団賞を受賞するなど、権威ある国際コンクールで優秀な成績を収めている。
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ヴァイオリン
五嶋龍
五嶋龍は、7歳でPMFにてパガニーニのヴァイオリン協奏曲第1番を演奏し楽壇デビュー。幼い頃から「五嶋龍のオデッセイ」はじめ多くのメディアで取り上げられ、JR東日本のイメージボーイや「題名のない音楽会」の司会などで注目を集める。今日、世界屈指のオーケストラ、芸術家たちとの共演、リサイタルに併せ、国際文化交流・教育・社会貢献活動を国内外に展開し、また空手家、企業家としての顔も持つ。
録音はドイツ・グラモフォン専属契約/ユニバーサルクラシックスよりリリース。使用楽器は日本音楽財団より貸与の1722 年製のストラディヴァリウス「ジュピター」。ハーバード大学(物理学専攻)卒業。上海大学名誉客員教授。JKA(公益社団法人日本空手協会)認定参段。日英仏中語が堪能。ニューヨーク生まれ・在住。
公式ウェブサイト : https://www.ryugoto.com/
Twitter : @RealRyuGoto -
ピアノ
セルゲイ・レドキン
1991年、シベリアのクラスノヤルスク生まれ。5歳よりピアノを始め、6歳よりクラスノヤルスク州立音楽演劇アカデミーにてピアノと作曲を学ぶ。2004年よりサンクトペテルブルク音楽院の附属学校でオルガ・クルナビナに師事。2005年以降、国際コンクールで数々の賞を獲得。ドイツ、スイス、ポーランドにてリサイタルを開催。2008年には付属学校の最優秀の学生に贈られるテミルカーノフ賞を受賞。その後2009年よりサンクトペテルブルグ音楽院に進学、現在もアレクサンダー・サンドラーのもとで研鑽を積んでいる。2015年のチャイコフスキー国際コンクールで第3位入賞以来、世界各地で活躍。ワレリー・ゲルギエフとマリインスキー歌劇場管弦楽団によるパリ、ニューヨーク、メキシコでの公演にソリストとして参加。また、ポルトガル、イスラエル、ウラジオストク、ヤクーツクでの公演のほか、多数の室内楽公演に参加しているほか、作曲にも取り組んでいる。
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ピアノ
辻井伸行
2009年6月に米国テキサス州フォートワースで行われた第13回ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールで日本人として初優勝して以来、国際的に活躍している。2011年、2014年と2018年のニューヨークのカーネギーホール、2013年のイギリス最大の音楽祭「プロムス」、2015年のウィーン楽友協会をはじめ、ベルリンやシドニーなどの世界の主要なコンサートホールでのリサイタルや一流オーケストラとの共演は、いずれも高い評価を受けている。エイベックス・クラシックスより継続的にCDを発表し、2度の日本ゴールドディスク大賞を受賞。作曲家としても注目され、映画《神様のカルテ》で「第21回日本映画批評家大賞」受賞。
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ピアノ
藤田真央
2019年6月チャイコフスキー国際コンクールで第2位を受賞。聴衆から熱狂的に支持され、ネット配信を通じて世界中に注目された。入賞記念ガラ公演では、ワレリー・ゲルギエフ指揮マリインスキー歌劇場管弦楽団と共演し、喝采を浴びた。2017年には弱冠18歳で、第27回クララ・ハスキル国際ピアノ・コンクールで優勝。併せて「青年批評家賞」「聴衆賞」「現代曲賞」の特別賞を受賞。2016年には、故中村紘子氏が最後に音楽監督を務めた浜松国際ピアノアカデミーコンクールで第1位に輝くなど、国内外での受賞を重ねている。初めてのリサイタルを2013年に開催。以降、国内はもとより、各地でリサイタル、オーケストラと共演している。これまでに、ワレリー・ゲルギエフ、カーチュン・ウォン、オレグ・カエターニ、リッカルド・ミナーシ、飯守泰次郎、小林研一郎、秋山和慶、大友直人、現田茂夫、飯森範親、藤岡幸夫、東京都交響楽団、読売日本交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、マリインスキー歌劇場管弦楽団、ユタ交響楽団、ローザンヌ室内管弦楽団、マカオ管弦楽団等と共演。話題の映画『蜜蜂と遠雷』では風間塵役の演奏を担当。インスパイアード・アルバム『藤田真央plays 風間塵』が評判になっている。最新CDは10月にリリース予定の『ショパン:スケルツォ/即興曲』。『題名のない音楽会』『報道ステーション』などメディア出演も多い。1998年東京都生まれ。現在、特別特待奨学生として東京音楽大学3年ピアノ演奏家コース・エクセレンスに在学し研鑽を積んでいる。