オペラ「夕鶴」 出演者・スタッフ

佐藤 しのぶ (ソプラノ) つう役
Shinobu Sato, Soprano


「メリー・ウィドウ」、「椿姫」でデビュー。
芸術家在外研修員としてミラノへ留学。
日本はもとより、ウィーン国立歌劇場をはじめ、欧州、豪州、アメリカでのオペラ及びオーケストラとの共演多数。
團伊玖磨作品では、50年の軌跡 交響曲全曲演奏会において、交響曲第六番「HIROSHIMA」(50th Anniversary of His Works)を歌い、オペラ『素戔鳴』天照大神役、新国立劇場開場記念オペラ『建・TAKERU』乙橘姫役で出演。

文化放送音楽賞、都民文化栄誉章、ジロー・オペラ賞大賞、マドモアゼル・パルファム賞、Federazione Italiana Cuochi、日本文化デザイン賞大賞等を受賞。
CD13種類をリリース。

         
倉石 真(テノール)与ひょう役
Makoto Kuraishi, Tenor

東京藝術大学音楽学部声楽科卒業、大学院オペラ科修了。芸大定期オペラ『コシ・ファン・トゥッテ』のフェランド役でデビュー。2000年渡伊、ボローニャ国立音楽院で学ぶ。2001年モンテプルチアーノ国際音楽祭に出演。帰国後は日生劇場、東京室内歌劇場、新国立劇場等に出演。ヴェルディ『レクイエム』、ベートーベン『荘厳ミサ』等のソリストとしても国内外のオーケストラと共演。
2012年イタリア・ジェノヴァ・カルロ・フェリーチェ劇場に出演。
  原田 圭(バリトン) 運ず役
Kei Harada, Baritone

東京藝術大学卒業。同大学院修士課程及び博士後期課程修了。博士号(音楽)取得。藝大在学中に安宅賞受賞。第16回奏楽堂日本歌曲コンクール第1位入賞。プラハ国立歌劇場特別演奏会にてモーツァルト「レクイエム」に抜擢され同管弦楽団と共演。オペラでは新国立劇場『黒船』、日生劇場『夕鶴』運ず、『フィガロの結婚』フィガロ、『魔笛』パパゲーノ等、コンサートでは「マタイ受難曲」、「メサイア」、「第九」等多数出演。二期会会員。
       
高橋 啓三(バス・バリトン)惣ど役
Keizo Takahashi, Bass-Baritone

東京藝術大学卒業。第44回日本音楽コンクール第2位受賞。第10回、第17回ジロー・オペラ賞を受賞。豊かな声量と美声のバス・カンタービレとしてオペラに欠くことのできない存在。二期会創立
40周年記念公演『神々の黄昏』ではハーゲン役、新国立劇場開場記念公演にも『ローエングリン』ハインリッヒ国王役で出演し絶賛された。コンサートの分野でもN響をはじめ主要オーケストラと共
演も多く、我が国を代表する歌い手として活躍。二期会会員。
現田 茂夫(指揮)
Shigeo Genda, Conductor

神奈川フィル名誉指揮者。国内外の主要オーケストラを指揮し好評を得ている。故ロストロポーヴィチと皇后陛下の古希祝賀コンサートなどで共演し高評を博す。
オペラ指揮者としても経験豊かで、東京・関西二期会、錦織健プロデュースオペラのほか、海外の劇場での指揮も行なっている。また、アントニオ・ペドロッティ国際指揮者コンクール(イタリア/トレント)の審査員、NHKの「FMシンフォニー・コンサート」パーソナリティを務めるなど、バラエティに富んだ活動を行っている。
       
       
市川 右近 【演出】
Ukon Ichikawa, Director

日本舞踊飛鳥流家元・飛鳥峯王の長男。1975年三代目市川猿之助(現猿翁)の部屋子となり市川右近を名のる。澤瀉屋一門の主力。歌舞伎以外にも舞台やTVにてマルチな才能を発揮。三代目市川猿之助演出のオペラ《影のない女》(1992年)演出助手、故若杉弘指揮のオペラ《ポッペアの戴冠》(1997年)演出を手がけた。
千住 博 【美術】
Hiroshi Senju, Stage design

NYを拠点に、国際的に高い評価を受ける日本画家。東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻、同大学院博士課程修了。第46回ヴェネツィア・ビエンナーレにて東洋人初となる名誉賞受賞。大徳寺聚光院襖絵制作、国際会議や空港など公共空間のアートディレクション、舞台美術にも活躍の場を広げている。
       
成瀬 一裕 【照明】
Kazuhiro Naruse, Lighting

吉井澄雄氏に師事、1992年(株)ライティングカンパニーあかり組入社。1998年度日本照明家協会 優秀賞受賞。ライティングデザイナーズクラブ オブ ジャパン(LDC-J)メンバー。新国立劇場、二期会、関西二期会、日本オペラ振興会、こんにゃく座、サントリーホールオペラ等でのオペラの他、舞台全般において活躍中。
森 英恵 【衣裳】
Hanae Mori, Costume

パリ・オートクチュール組合に属する唯一の東洋人として創作活動を展開。数多くの映画衣裳及びバレエ、創作能、新作歌舞伎など舞台衣裳も手がける。オペラでは、ミラノ・スカラ座「マダム・バタフライ」(1985)、ザルツブルク音楽祭「エレクトラ」(1996)、新国立劇場「アラベッラ」(2010)他。文化勲章、レジオン・ドヌール勲章オフィシエなど受賞多数。

管弦楽:東京フィルハーモニー≪夕鶴≫特別オーケストラ
児童合唱団:杉並児童合唱団