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出演者

  • 国際音楽祭NIPPON
    芸術監督
    ヴァイオリン

    諏訪内晶子Akiko Suwanai

  • 指揮

    尾高忠明Tadaaki Otaka

  • オーケストラ

    NHK交響楽団NHK Symphony
    Orchestra, Tokyo

  • ヴァイオリン

    米元 響子Kyoko Yonemoto

  • ヴィオラ

    鈴木康浩Yasuhiro Suzuki

  • ヴィオラ

    有田朋央Tomohiro Arita

  • チェロ

    辻本 玲Rei Tsujimoto

  • チェロ

    上野通明Michiaki Ueno

  • ピアノ

    阪田知樹Tomoki Sakata

  • エレクトロニクス

    有馬純寿Sumihisa Arima

諏訪内晶子(国際音楽祭NIPPON 芸術監督 / ヴァイオリン)

 1990年史上最年少でチャイコフスキー国際コンクール優勝。これまでに小澤征爾、マゼール、デュトワ、サヴァリッシュらの指揮で、ボストン響、フィラデルフィア管、パリ管、ベルリン・フィルなど国内外の主要オーケストラと共演。BBCプロムス、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン、ルツェルンなどの国際音楽祭にも多数出演。2012年、2015年、エリザベート王妃国際コンクールヴァイオリン部門及び2019年チャイコフスキー国際コンクール審査員。2012年より「国際音楽祭NIPPON」を企画制作し、同音楽祭の芸術監督を務めている。デッカより14枚のCDをリリース。
 桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコース修了。文化庁芸術家在外派遣研修生としてジュリアード音楽院本科及びコロンビア大学に学んだ後、同音楽院修士課程修了。国立ベルリン芸術大学でも学んだ。
 使用楽器は、日本にルーツをもつ米国在住のDr. Ryuji Uenoより長期貸与された1732年製作のグァルネリ・デル・ジェズ「チャールズ・リード」。

尾高忠明(指揮)

 現在NHK交響楽団正指揮者、大阪フィルハーモニー交響楽団音楽監督、BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団(旧BBCウェールズ交響楽団)桂冠指揮者、札幌交響楽団名誉音楽監督、東京フィルハーモニー交響楽団桂冠指揮者、読売日本交響楽団名誉客演指揮者、紀尾井ホール室内管弦楽団桂冠名誉指揮者を務める世界的指揮者。1991年度サントリー音楽賞受賞。1997年英国エリザベス女王より大英勲章CBEを、1999年には英国エルガー協会より日本人初のエルガー・メダルを授与された。2012年有馬賞(NHK交響楽団)、2014年北海道文化賞、2018年度関西音楽クリティック・クラブ賞本賞、大阪文化祭賞、日本放送協会放送文化賞、2019年第49回JXTG音楽賞洋楽部門本賞を受賞。

NHK交響楽団(オーケストラ)

 NHK交響楽団の歴史は、1926年にプロ・オーケストラとして結成された新交響楽団に遡る。その後、日本交響楽団の名称を経て、1951年NHK交響楽団と改称。今日に至るまで、カラヤン、アンセルメ、カイルベルト、マタチッチなど世界一流の指揮者を次々と招聘し、歴史的名演を残している。
近年N響は、年間54回の定期公演(NHKホール、サントリーホール)をはじめ、全国各地で約120回の演奏活動を行っている。また、2013年8月にはザルツブルク音楽祭に初出演、2020年春にベルリン、ウィーンをはじめ、ヨーロッパ主要9都市で公演を行うなど、その活動ぶりと演奏は国際的にも高い評価を得ている。
現在N響が擁する指揮者陣は、首席指揮者パーヴォ・ヤルヴィ、名誉音楽監督シャルル・デュトワ、桂冠名誉指揮者ヘルベルト・ブロムシュテット、桂冠指揮者ウラディーミル・アシュケナージ、正指揮者 外山雄三、尾高忠明。

米元響子(ヴァイオリン)

 1997年パガニーニ国際ヴァイオリンコンクール(イタリア) において史上最年少13歳で入賞後、モスクワ・パガニーニ国際ヴァイオリンコンクール優勝など数々の賞を受賞。これまで国内外の主要オーケストラと多数共演を重ねるほか、室内楽の分野でも高い評価を受けている。現在、マーストリヒト音楽院教授。CD「イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ全曲」は文化庁芸術祭優秀賞受賞。使用楽器は1727年製のストラディヴァリウス(サントリー芸術財団より貸与)。

辻本 玲(チェロ)

 NHK響楽団首席チェロ奏者。東京藝術大学音楽学部器楽科を首席で卒業後シベリウス・アカデミー、ベルン芸術大学に留学。2009年ガスパール・カサド国際チェロ・コンクール第3位入賞(日本人最高位)。2013年齋藤秀雄メモリアル基金賞を受賞。2019年CD『オブリヴィオン』をリリース(「レコード芸術」誌特選盤)。使用楽器はNPO法人イエロー・エンジェルより1724年製作のアントニオ・ストラディヴァリウスを、弓は匿名のコレクターよりTourteを特別に貸与されている。

鈴木康浩(ヴィオラ)

 読売日本交響楽団ソロ・ヴィオラ奏者。5歳よりヴァイオリンを始め、桐朋学園高等学校音楽科を経て桐朋学園大学卒業。卒業後ヴィオラに転向。第7回全日本学生音楽コンクール東京大会高校の部第1位ほか受賞多数。2001年よりドイツのカラヤン・アカデミーで研鑽を積み、ベルリン・フィルの契約団員となる。またサイトウ・キネン・フェスティバル、宮崎国際音楽祭など多方面で活躍を続けている。

阪田知樹(ピアノ)

 2016年フランツ・リスト国際ピアノコンクール(ハンガリー・ブダペスト)第1位、6つの特別賞。第14回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール最年少入賞。
 ピティナ・ピアノコンペティション特級グランプリ、聴衆賞等5つの特別賞、クリーヴランド国際ピアノコンクールにてモーツァルト演奏における特別賞、キッシンジャー国際ピアノオリンピック第1位及び聴衆賞。東京藝術大学を経て、ハノーファー音楽演劇大学ソリスト課程ピアノ科に在籍。コモ湖国際ピアノアカデミーでも研鑽を積む。2017年横浜文化賞文化・芸術奨励賞受賞。

有田朋央(ヴィオラ)

 東京藝術大学を卒業、現在はベルリン・ハンスアイスラー音楽大学の修士課程に在籍、ベルリン放送交響楽団のアカデミー生。ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団にて2017-2019シーズンのアカデミー生として研修を積み、ヨーロッパ、アジア各国でのツアー公演にも出演した。藝大在学時に藝大フィルハーモニア管弦楽団とソリストとして共演。BBCプロムス、ヴェルビエ音楽祭、ルツェルン音楽祭等に出演。

上野通明(チェロ)

 若い音楽家のためのチャイコフスキー国際音楽コンクール第1位、ルーマニア国際音楽コンクール第1位、ヨハネス・ブラームス国際コンクールチェロ部門第1位、ヴィトルト・ルトスワフスキ国際チェロコンクール第2位。国内外のアーティスト、オーケストラと多数共演し好評を得る他、岩谷時子賞奨励賞、青山音楽賞新人賞受賞。桐朋学園大学SD特待生として毛利伯郎氏に師事し、現在デュッセルドルフ音楽大学でP.ウィスペルウェイに師事。宗次コレクションよりP.A.Testoreを貸与されている。

有馬純寿(エレクトロニクス)

 エレクトロニクスやコンピュータを用いた音響表現を中心に、現代音楽、即興演奏などジャンルを横断する活動を展開。第63回芸術選奨 文部科学大臣新人賞芸術振興部門、第13回佐治敬三賞を受賞。現在、帝塚山学院大学人間科学部准教授。 京都市立芸術大学非常勤講師。