台本・振付・演出:ボリス・エイフマン
音楽:ラヴェル、サン=サーンス、マスネ、ドビュッシー、サティ
上演時間:2時間
※演奏は特別録音音源を使用いたします。
【出演】
ロダン:オレグ・ガブィシェフ
カミーユ:リュボーフィ・アンドレーエワ
ローズ・ブーレ:リリア・リシュク
2017年に没後100周年を迎えた、「考える人」「接吻」などの代表作で誰もが知るフランスの彫刻家オーギュスト・ロダン。彼が名声を築いた裏には、ひとりの女性の存在がありました。カミーユ・クローデル‐若き才能溢れる弟子であり愛人であった彼女は、自らの愛・身体・才能のすべてをロダンに捧げ、ロダンが傑作を生み出す源となりました。クローデル自らの創作世界はロダンの名声の前には幻想に過ぎなかったのか・・・
このバレエでは、芸術家たちの創作への賞賛と、ロダンをめぐる女性たち(クローデルと、ロダンの内縁の妻ローズ)の狂おしいほど熱く切ない人生が、コケティッシュに、そして美しく描かれます。
見どころは、鍛え上げられた肉体を持つダンサーたちが、ロダンの名作「カレーの市民」「地獄の門」などを想起させる“彫刻作品”となっていくシーン。
ロダンの力強い彫刻が“リアルに”舞台上に生み出されていく様は、必見です!
ラヴェル、サン=サーンス、ドビュッシーなど、甘美で色彩豊かなフランス作曲家たちのめくるめく音楽が流れる中、美しい照明と共にスピーディーに場面が切り替わり、ドキドキとワクワクの連続です。
舞台上で繰り広げられるすべての瞬間が、オリジナリティに溢れ、観る者を驚かせるアイディアに満ち、イマジネーションを刺激し、様々なインスピレーションを与えてくれる、、、そんな特別な新たなバレエとの出会い、それがこの作品。